ジャストワンルック（2005年生、母シーズアチャンス）

ジャストワンルック（2005年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ひと目見ただけで」。毛色は鹿毛。種牡馬のファルブラヴ（当時7歳）と交配したシーズアチャンスが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方22戦12勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の篠さんありがとう記念(一般C2)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額4,000万円（100万×40口）で一口馬主が募集された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

4月19日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/重）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

8月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく17着に終わった。

9月27日、中4週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、5着を確保した。

10月31日、中4週で迎えた6戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般E6（高知ダート1300m 曇/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のファレラートに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月9日、連闘で迎えた7戦目は、一般E4（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタイムトゥブギに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月24日、中1週で迎えた8戦目は、一般E3（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

11月30日、連闘で迎えた9戦目は、一般Eイ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で中西達也騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したブンブンブンを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月14日、中1週で迎えた10戦目は、一般E4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で中西達也騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタイムトゥブギに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2009年）

1月3日、中2週で迎えた11戦目は、岩見記念特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中西達也騎手（5戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフラップジャックに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

1月17日、中1週で迎えた12戦目は、素心蝋梅特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中西達也騎手（6戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイブキゴルデルゼに3馬身の差をつけて5勝目を手にした。

2月7日、中2週で迎えた13戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、秋葉祭り特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のイブキゴルデルゼをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

3月4日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた14戦目は、近畿・中国・四国地区交流特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は中西達也騎手（7戦5勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったファンドリコンドルに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

3月28日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた15戦目は、春蘭特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（8戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タイムトゥブギにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4月4日、連闘で迎えた16戦目は、一般Cロ Dイ（高知ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（9戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハイフレンドピュアに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

4月10日、連闘で迎えた17戦目は、一般D2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中西達也騎手（10戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のケイエスゴーウェイに1馬身半の差をつけて8勝目を手中に収めた。

5月3日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中西達也騎手（11戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はセトノゼディタブと並んで1着同着となった。

5月16日、中1週で迎えた19戦目は、ヤマツツジ特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で中西達也騎手（12戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のルタンティールに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月23日、連闘で迎えた20戦目は、篠さんありがとう記念（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中西達也騎手（13戦9勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のシルキーハヤテに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた21戦目は、一般B4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中西達也騎手（14戦10勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた22戦目は、一般B4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で中西達也騎手（15戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた23戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、剣史朗あり子結婚特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた24戦目は、西山裕貴騎手を鞍上に迎えて、にゃお吉さん特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた25戦目は、一般B3 C2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（16戦10勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

5歳（2010年）

1月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた27戦目は、愛鳥チーちゃん特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は中西達也騎手（17戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサンマルチカラを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。