ステップルート（1987年生、母メルシービアン）

ステップルート（1987年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のビッグディザイアー（当時9歳）と交配したメルシービアンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者はユートピア牧場。戦績は、中央平地16戦3勝2着2回、地方24戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は1990年の上総特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

八木沢勝美厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

9月16日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。馬体重は470kg。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したタケブッシュを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3歳（1990年）

4月28日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、栗原洋一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

5月26日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で栗原洋一騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したイナノソロンに半馬身届かず2着となった。

6月10日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で栗原洋一騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリトルキッドに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月8日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、4歳500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るローゼンプッシュを上がり1位の末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

8月12日、中4週で迎えた8戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の瀬波特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着を確保した。

8月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上900万下の赤倉特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大塚栄三郎騎手（4戦2勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

9月16日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の上総特別（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリアコールに6馬身の差をつけて制した。

12月15日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、師走ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は栗原洋一騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

4歳（1991年）

2月2日、中6週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（6戦3勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

3月24日、中6週で迎えた13戦目は、アクアマリンステークス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は栗原洋一騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の丹沢ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（7戦3勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

9月22日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は栗原洋一騎手（5戦0勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原洋一騎手（6戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

5歳（1992年）

1月21日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、梅山誠騎手を鞍上に迎えて、大黒特別（足利ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったエルカミノからクビ差の2着となった。

3月9日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた18戦目は、大木義一騎手を鞍上に迎えて、東中スポ新聞社杯（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイフクボーイから1馬身半差の2着となった。

4月9日、中3週で迎えた19戦目は、桜花特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大木義一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったタケデンマンゲツから7馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中3週で迎えた20戦目は、八汐賞（宇都宮ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大木義一騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、オールスターカップ（足利ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大木義一騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月12日、中7週で迎えた22戦目は、稲穂賞（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は梅山誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた23戦目は、織姫賞（足利ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で梅山誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月18日、中9週で迎えた24戦目は、草雲賞（足利ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大木義一騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた25戦目は、一般A1 A2（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は梅山誠騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6歳（1993年）

2月10日、中5週で迎えた26戦目は、うお座特別（足利ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で梅山誠騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月24日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、アメジスト特別（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で梅山誠騎手（5戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラグットオーをクビ差制して久方ぶりに勝ち星を挙げた。

3月20日、中2週で迎えた28戦目は、春光特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で梅山誠騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた29戦目は、春風特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は大木義一騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた30戦目は、長島茂夫騎手を鞍上に迎えて、パンジー特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったアサノグリンからハナ差の2着となった。

5月6日、中1週で迎えた31戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、八汐賞（宇都宮ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月16日、中0週で迎えた32戦目は、ヒナゲシ特別（足利ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は長島茂夫騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラグットオーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月10日、中3週で迎えた33戦目は、山吹特別（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長島茂夫騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月20日、中0週で迎えた34戦目は、ホウセンカ特別（足利ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で長島茂夫騎手（3戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月13日、約5か月の休み明けで迎えた35戦目は、蛯名民男騎手を鞍上に迎えて、一般A2（足利ダート1700m 雨/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月22日、連闘で迎えた36戦目は、向寒特別（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名民男騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた37戦目は、幸の湖特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は梅山誠騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7歳（1994年）

5月19日、約5か月半の休養明けで迎えた38戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、キンセンカ特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のビッグニュースに1馬身半の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。

7月16日、中7週で迎えた39戦目は、一般A2 B1（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は梅山誠騎手（8戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月6日、中6週で迎えた40戦目は、矢場川特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名民男騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。