カソクソウチ（1999年生、母キートウショウ）
Kasoku Sochi
1999.04.17
カソクソウチ（1999年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「加速装置」。毛色は芦毛。種牡馬のブラックタイアフェアー（当時13歳）と交配したキートウショウが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、地方39戦10勝2着6回。主な勝ち鞍は2005年の一般C2八 C3一(ハンデ)。
経歴
デビュー前
足立勝久厩舎（川崎）へ入厩。
3歳（2002年）
10月8日、デビュー戦は森下博騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。馬体重は505kg。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず最後はオートビジンと並んで5着同着となった。
12月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオートビジンに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
4歳（2003年）
1月9日、中1週で迎えた3戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、ガッサンコンコルドにハナ差交わされて2着に惜敗した。
1月28日、中2週で迎えた4戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。
2月25日、中3週で迎えた5戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で森下博騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったニシノナイフに詰め切れず、5馬身差の2着となった。
3月27日、中3週で迎えた6戦目は、4歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で森下博騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったメイプルダンサーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
4月17日、中2週で迎えた7戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森下博騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。
5月1日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3三イ（船橋ダート1400m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で森下博騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。
5月22日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3一二（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で森下博騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。
8月20日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリーズンパワーに7馬身の差をつけて2勝目を手にした。
9月3日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るムソーカゲヒメを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。
10月30日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、一般C2五六（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。
11月14日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のアイシーエルザを半馬身振り切って勝利を手に入れた。
5歳（2004年）
9月3日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、一般C3四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。
10月6日、中4週で迎えた15戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマジカルアローを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って勝利をモノにする
11月26日、中6週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の一般C2六 C3一（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エプソムリバティーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。
12月24日、中3週で迎えた17戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、26th ホワイトクリスマス賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。
6歳（2005年）
1月27日、中4週で迎えた18戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、トウカイタイヨウに交わされて1馬身差の2着に敗北した。
2月8日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のギブリーを半馬身振り切って6勝目を獲得した。
2月27日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の一般C2八 C3一（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（9戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエフワンボーイに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
3月30日、中3週で迎えた21戦目は、一般C2四五（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は山田信大騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず5着に敗れた。
10月11日、約6か月半の休み明けで迎えた22戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、流鏑馬特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。
11月8日、中3週で迎えた23戦目は、小春特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり5着に敗れた。
12月23日、中5週で迎えた24戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、27th ホワイトクリスマス賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。
7歳（2006年）
1月3日、中1週で迎えた25戦目は、一般C3五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトウカイトロフィーに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。
1月24日、中2週で迎えた26戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。
2月22日、中3週で迎えた27戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。
3月29日、中4週で迎えた28戦目は、一般C3一二（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のジェロニモを半馬身振り切って9勝目を奪取した。
4月20日、中2週で迎えた29戦目は、港町特別（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、チェリーキセキに交わされて1馬身差の2着に敗北した。
7月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、一般C2九十（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。
7月21日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（10戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。
8月4日、中1週で迎えた32戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。
8月25日、中2週で迎えた33戦目は、一般C2八九（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に敗れた。
9月12日、中2週で迎えた34戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。
9月29日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2七八（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。
10月12日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るミサトキャシャーンを次元の違う末脚で半馬身差し切って制した。
11月22日、中5週で迎えた37戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。
8歳（2007年）
5月18日、約6か月の休養明けで迎えた38戦目は、一般C2-13 14 15（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山田信大騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。
6月13日、中3週で迎えた39戦目は、一般C2六七（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。