ゼンノサーベイヤー（2013年生、母イーデンズコーズウェイ）

ゼンノサーベイヤー（2013年2月1日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋調査士」。毛色は栗毛。種牡馬のMineshaft（当時14歳）と交配したイーデンズコーズウェイが11歳のときに産んだ仔が本馬である。主な勝ち鞍は2019年の橿原ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

中内田充正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

6月20日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は498kg。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエポックを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

9月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線に入ると、前で粘るソーディヴァインを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月3日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下のヤマボウシ賞（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

3歳（2016年）

1月17日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはこべら賞（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したドライヴナイトにハナ差届かず2着に惜敗した。

2月6日、中2週で迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、ロンドンタウンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

5月7日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のジーブレイズに3馬身半の差をつけて勝利をモノにする

10月15日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

4歳（2017年）

1月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のコパノリスボンに2馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

1月22日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の山科ステークス（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

2月18日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったゴルゴバローズに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月20日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上1600万下のシドニートロフィー（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月9日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の円山特別（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（5戦2勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアードラーに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月22日、中1週で迎えた14戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の北陸ステークス（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5歳（2018年）

4月14日、約6か月の休み明けで迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の陽春ステークス（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

5月19日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下のシドニートロフィー（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月24日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上1600万下の花のみちステークス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、5着に終わった。

11月3日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

11月18日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の西陣ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、タテヤマに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6歳（2019年）

1月5日、中6週で迎えた20戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の門松ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のストロベリームーンを半馬身振り切って5勝目を手にした。

2月17日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンの大和ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（5戦2勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

4月29日、中9週で迎えた23戦目は、天王山ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（6戦2勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に敗れた。

8月4日、約3か月の休み明けで迎えた24戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月14日、中9週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。