ナムラアスカ（1994年生、母ノースボイズ）

ナムラアスカ（1994年6月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のミュゲロワイヤル（当時9歳）と交配したノースボイズが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）いとう牧場。戦績は、中央平地27戦2勝2着1回、地方16戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年の5歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

松永善晴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

11月9日、デビュー戦は松永昌博騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

12月15日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

3歳（1997年）

1月5日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入った。

1月18日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフェミニンタッチを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月1日、中1週で迎えた5戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 雪/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

3月22日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のナムラシャングリラに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月5日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（6戦1勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月31日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（9戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

9月13日、中9週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（10戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月28日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で松永昌博騎手（11戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松永昌博騎手（12戦1勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

11月8日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松永昌博騎手（13戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で松永昌博騎手（14戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた19戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（15戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（1998年）

1月17日、中4週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（16戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（17戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のタイキエンプレスに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

2月14日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（18戦2勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入った。

2月28日、中1週で迎えた24戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

3月29日、中3週で迎えた25戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の姫路特別（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の赤穂特別（阪神芝1400m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の祇園特別（京都ダート1800m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

7月15日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のサマーカップ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた29戦目は、原洋順騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のくろゆり賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

9月16日、中4週で迎えた30戦目は、長月特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は大塚研司騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた31戦目は、高山特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

11月9日、中4週で迎えた32戦目は、せせらぎ特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は原洋順騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1ハ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大塚研司騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピアスサンデーに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月15日、中2週で迎えた34戦目は、一般B2 C1（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた35戦目は、スポーツニッポン杯（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚研司騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

5歳（1999年）

1月10日、中1週で迎えた36戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の金沢・笠松ジョッキークラブ（P）（笠松ダート1800m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

2月26日、中6週で迎えた37戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は大塚研司騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1ハ（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた39戦目は、一般C1ハ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚研司騎手（8戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

6歳（2000年）

1月14日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた40戦目は、一般C2 C3（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚研司騎手（9戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい7着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた41戦目は、一般C2 C3（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大塚研司騎手（10戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた42戦目は、一般C3ハ（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で大塚研司騎手（11戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったガッツサニーオーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月24日、中1週で迎えた43戦目は、一般C3ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は原洋順騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。