ナムラシャングリラ（1994年生、母ナムラチャンス）

ナムラシャングリラ（1994年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のダイナコスモス（当時11歳）と交配したナムラチャンスが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は宝寄山敏之。戦績は、中央平地27戦3勝2着6回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は1998年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

7月14日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

7月21日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

12月1日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

3歳（1997年）

2月16日、中8週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稟性の敢闘精神でゴールまでタレずに走り切り、5着を確保した。

3月8日、中2週で迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったシンメイアユチに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月22日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したナムラアスカを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月12日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、4着に終わった。

4月20日、連闘で迎えた9戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（7戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のマルカプリンスに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月4日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（9戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したシルクジパングにクビ差届かず2着に惜敗した。

6月7日、中1週で迎えた12戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた13戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

7月19日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（10戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったチェスナットバロンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月10日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（11戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のジョーヤマトに3馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月7日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上900万下の苫小牧特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（12戦2勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。

10月11日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（13戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

4歳（1998年）

4月12日、約6か月の休み明けで迎えた18戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた19戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（14戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（15戦2勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエイブルシンザンにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

6月7日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（16戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったエーピージュリアンにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

6月21日、中1週で迎えた23戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、5着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の氷ノ山特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（17戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシンイエローダイヤを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月23日、中2週で迎えた26戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の瀬波特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

5歳（1999年）

3月25日、約6か月半の休み明けで迎えた28戦目は、松浦裕之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’99スプリングカップ（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

4月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、ハンデ戦のケンタウルス賞（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦裕之騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた30戦目は、北斗七星賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松浦裕之騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。