カルストンアルプス（2003年生、母ミツシングパパ）

カルストンアルプス（2003年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋アルプス山脈のように広大に」。毛色は鹿毛。種牡馬のオジジアン（当時20歳）と交配したミツシングパパが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村下貞憲。戦績は、中央平地5戦0勝、地方34戦8勝2着7回。主な勝ち鞍は2009年のりんどう特別(一般A4)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村下貞憲から「千葉サラブレッド・セールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

2月4日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

4歳（2007年）

1月31日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた2戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D6一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた3戦目は、4歳以上D4二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた4戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D6一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上D6三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、モエレローズに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月18日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上D5二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るディアフラワーを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月2日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上D2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、モエレローズにハナ差交わされて2着に甘んじた。

5月24日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上D3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松本幸祐騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のプリンセスユイをクビ差振り切って断然人気に応えた。

6月12日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上D2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

5歳（2008年）

2月8日、約8か月の休み明けで迎えた10戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D2一（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

2月20日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上D2一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のハギノポンパドールをクビ差振り切って優勝

3月6日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C7一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったピュアロックに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月18日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上D1一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で板野央騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月26日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上D1二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で板野央騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のハイジノココロに1馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

4月10日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C5二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で板野央騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のステータスティアラに4馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

5月1日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で板野央騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で板野央騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C4一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で板野央騎手（8戦3勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C4一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で板野央騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったロングコジーンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

7月8日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C4一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で板野央騎手（10戦3勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

12月13日、約5か月半の休養明けで迎えた21戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

6歳（2009年）

1月11日、中3週で迎えた22戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた24戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

4月18日、中9週で迎えた25戦目は、黒川知弘騎手を鞍上に迎えて、スイートピー特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のオリオンオーロラに2馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

5月5日、中1週で迎えた26戦目は、端午賞（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒川知弘騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったファイトオングラスからクビ差の2着に甘んじた。

5月24日、中2週で迎えた27戦目は、水芭蕉特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒川知弘騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のオリオンオーロラに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月6日、中1週で迎えた28戦目は、鳥取県馬事畜産振興協議会会長賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黒川知弘騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた29戦目は、ランタナ特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で黒川知弘騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた30戦目は、ほうせんか特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で黒川知弘騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月26日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた31戦目は、岡山県馬事畜産振興協議会会長賞（福山ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で黒川知弘騎手（6戦2勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったトサノシーロからクビ差の2着となった。

8月9日、中1週で迎えた32戦目は、横山フルーツ賞（福山ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で黒川知弘騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた33戦目は、りんどう特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で黒川知弘騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のチアズアブソーブに1馬身の差をつけて制した。

9月20日、中2週で迎えた34戦目は、開設60周年記念広島県馬主会会長賞（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で黒川知弘騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた35戦目は、汐風賞（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で黒川知弘騎手（10戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた36戦目は、11月3日は競馬の祭典JBC!（福山ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で黒川知弘騎手（11戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた37戦目は、紫式部特別（福山ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で黒川知弘騎手（12戦3勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月22日、連闘で迎えた38戦目は、いちょう特別（福山ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は14戦連続で黒川知弘騎手（13戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったブレーヴヒーローから2馬身半差の2着に敗北した。

11月28日、連闘で迎えた39戦目は、やつで特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で黒川知弘騎手（14戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。