グリマルディ（2009年生、母テンノベニバラ）

グリマルディ（2009年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「仏産のバラ名」。毛色は栗毛。種牡馬のスターリングローズ（当時12歳）と交配したテンノベニバラが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は前川隆範。戦績は、中央平地4戦0勝、地方5戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の3歳A。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前川隆範から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、池谷誠一によって462万円で落札された。

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

7月16日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

8月13日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

11月19日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

12月24日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

3歳（2012年）

2月2日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエイユーリスペクトに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月23日、中2週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた6戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳B（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったエクサイティングに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月14日、中2週で迎えた7戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったポアゾンブラックに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

4月4日、中2週で迎えた8戦目は、3歳B（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフセノブルースを豪脚で3/4馬身差し切って断トツの支持に応えた。

4月26日、中2週で迎えた9戦目は、3歳A（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（3戦2勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハートランドスノーに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。