タイハスラー（1991年生、母タイルージュ）

経歴

デビュー前

3歳（1994年）

7月3日、デビュー戦は土肥幸広騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

7月23日、連闘で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるバースルートにクビ差届かず2着となった。

8月7日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で土肥幸広騎手（3戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたカツノアサヒ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

9月3日、中3週で迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシクレノンヴォルクに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月25日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の立待岬特別（函館ダート2400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のパーフェクトゲームに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

10月15日、中2週で迎えた7戦目は、嵐山ステークス（阪神芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦2勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

11月6日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、テレビ静岡賞（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた9戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のニシノアイゼンに1馬身3/4の差をつけて3勝目を挙げた。

4歳（1995年）

11月25日、約12か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦2勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

5歳（1996年）

1月7日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（4戦2勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。

11月16日、約10か月半の休養明けで迎えた13戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の最上川特別（新潟芝2200m 外回り曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

11月23日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

6歳（1997年）

1月6日、中5週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた15戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/不良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

2月16日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の山城特別（京都ダート1800m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。