オグリファミリー（1996年生、母エリモハマナス）

オグリファミリー（1996年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタイトスポット（当時9歳）と交配したエリモハマナスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）山勝牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方22戦6勝2着2回。1999年のゴールドジュニア(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山勝牧場から「北海道6月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。同年、山勝牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

山中輝久厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1998年）

9月18日、デビュー戦は安藤光彰騎手を鞍上に据えて、2歳戦のチャレンジ（笠松ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジャストメイビーに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月5日、中6週で迎えた2戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のスズキドリームに1馬身半の差をつけて優勝

11月23日、中2週で迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のコマサに3馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

12月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

12月30日、中2週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

3歳（1999年）

1月27日、中3週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったゴルデンコークに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月27日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、4歳500万下のれんげ賞（阪神芝1400m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（5戦2勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下のアザレア賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤光彰騎手（6戦2勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた9戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。

12月28日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

4歳（2000年）

1月8日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、目黒区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のボールドモンスターをハナ差振り切って4勝目を挙げた。

2月1日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1四五（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

5月20日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

6月6日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、スイングバイに交わされて4馬身差の2着となった。

6月24日、中2週で迎えた16戦目は、いるか座特別（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた17戦目は、こと座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

7月22日、中0週で迎えた18戦目は、さそり座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦1勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のリワードキャノンに1馬身半の差をつけて5勝目を手中に収めた。

8月28日、中4週で迎えた19戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（7戦2勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

9月12日、中1週で迎えた20戦目は、セプテンバー賞（大井ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（8戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた21戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、全日本リーディングジョッキー（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

10月13日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のマーキュリー賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は張田京騎手（9戦2勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

5歳（2001年）

3月11日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた23戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカミカゼライデンに5馬身の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

4月2日、中2週で迎えた24戦目は、日刊スポーツ杯（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

4月17日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、村井栄治騎手を鞍上に迎えて、卯の花特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた26戦目は、一般A5（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（9戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。