スイングバイ（1996年生、母オギアルバンシア）

スイングバイ（1996年3月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のミルジヨージ（当時21歳）と交配したオギアルバンシアが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏牧場。戦績は、地方22戦14勝2着1回。2000年のトゥインクルレディー賞(牝ハンデ地方重賞)に勝利した他、2000年のファーストレディー賞(牝地方重賞)を制する活躍をした。その他にも重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

工藤栄一厩舎（荒尾）へ入厩。

3歳（1999年）

7月24日、デビュー戦は橋本幸次郎騎手を鞍上に据えて、4歳（荒尾ダート1300m 曇/重）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた2戦目は、4歳（荒尾ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本幸次郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカリアンジェリカに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月28日、中1週で迎えた3戦目は、一般C（荒尾ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本幸次郎騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカリアンジェリカに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月6日、連闘で迎えた4戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本幸次郎騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のトシヒデブイボーイに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

9月12日、連闘で迎えた5戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本幸次郎騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のフリージングサマーに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月11日、中3週で迎えた6戦目は、細原邦央騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの肥後菊賞ステップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のハードダンスに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月14日、中4週で迎えた7戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の肥後菊賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月18日、中4週で迎えた8戦目は、田中隆仁騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のパラディオンに7馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

4歳（2000年）

1月1日、中1週で迎えた9戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は橋本幸次郎騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマイウエイフリーに1馬身半の差をつけて7勝目を挙げた。

3月3日、中8週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦の5歳C3（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオーロラヒメに1馬身半の差をつけて8勝目をマークした。

3月22日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジーエムグリッターに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月7日、中6週で迎えた12戦目は、こぐま座特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のリアルアビリティに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月6日、中3週で迎えた13戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオグリファミリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月14日、中4週で迎えた14戦目は、海王星特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアイディンコスモスに3馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

8月16日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラハンヌに9馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

10月25日、中9週で迎えた16戦目は、牝馬限定G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（6戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月7日、中5週で迎えた17戦目は、牝馬限定地方重賞のファーストレディー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で内田博幸騎手（7戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く持ち堪えて、最後は2着のリンドアマゾネスを3/4馬身振り切って優勝

5歳（2001年）

1月31日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で内田博幸騎手（8戦7勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

5月30日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から7kg戻して迎えた19戦目は、G3のかしわ記念（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で内田博幸騎手（9戦7勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のエメラルドカップ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で内田博幸騎手（10戦7勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月8日、中6週で迎えた21戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で内田博幸騎手（11戦7勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、ナミに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月12日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、牝馬限定地方重賞のファーストレディー賞（大井ダート1790m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は13戦連続で内田博幸騎手（12戦7勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。