ディアオトヒメ（2003年生、母ナスノマーチ）

ディアオトヒメ（2003年3月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋音姫」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤボス（当時6歳）と交配したナスノマーチが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内酒井牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方15戦2勝2着1回。2006年の新緑賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、静内酒井牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

後藤保厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2005年）

11月25日、デビュー戦は内田利雄騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（17）（笠松ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルヨスーパーボスに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月30日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた2戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の高賀の森水杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3歳（2006年）

1月9日、中0週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オグリアラシに交わされて1馬身半差の2着となった。

1月19日、中0週で迎えた4戦目は、3歳地方重賞の園田クイーンセレクション（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

2月15日、中3週で迎えた5戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の園田ユースカップ（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

4月5日、中3週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月29日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

8月30日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

10月4日、中4週で迎えた10戦目は、3歳戦の三番叟特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた12戦目は、目迫大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた13戦目は、走れ!インフォファーム杯（笠松ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で目迫大輔騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

12月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、一般C14（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミヤノフェザントに1馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

12月30日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた15戦目は、エリート23周年記念（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で湯前良人騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

4歳（2007年）

1月11日、中1週で迎えた16戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で湯前良人騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。