コスモウィップ（2004年生、母フワノテースト）

コスモウィップ（2004年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋鞭」。毛色は鹿毛。種牡馬のニューイングランド（当時7歳）と交配したフワノテーストが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は笹島政信。戦績は、中央平地7戦0勝、地方18戦2勝2着7回。主な勝ち鞍は2008年の一般C。

経歴

デビュー前

1歳のとき、笹島政信から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって262.5万円で落札された。

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

11月5日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり6着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

3歳（2007年）

3月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

4月22日、中5週で馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた4戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

5月19日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

6月17日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトダリア特別（大井ダート1200m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

9月2日、中7週で迎えた8戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

12月11日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、一般C31（荒尾ダート950m 晴/重）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったエルバフォンテンから2馬身半差の2着に敗れた。

12月30日、中2週で迎えた10戦目は、一般C29（荒尾ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったタネノエンジェルからクビ差の2着に甘んじた。

4歳（2008年）

1月12日、中1週で迎えた11戦目は、一般C21（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた12戦目は、一般C23（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったカシノアテストからクビ差の2着に甘んじた。

2月13日、中1週で迎えた13戦目は、松島慧騎手を鞍上に迎えて、一般C22（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったカツイチビークァイから3/4馬身差の2着となった。

2月27日、中1週で迎えた14戦目は、一般C23（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（4戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったクリノラブダンスから約17馬身差の2着に敗北した。

5月28日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、一般C23（荒尾ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（5戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のワンダーマッタホンに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月4日、連闘で迎えた16戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（6戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のパシフィックムーンに1馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

6月18日、中1週で迎えた17戦目は、一般C14（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（7戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた18戦目は、一般C14（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隆二騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた19戦目は、一般C14（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田隆二騎手（9戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた20戦目は、一般C13（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田隆二騎手（10戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた21戦目は、一般C14（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田隆二騎手（11戦2勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったティルティルから8馬身差の2着となった。

9月7日、中1週で迎えた22戦目は、一般C16（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田隆二騎手（12戦2勝）。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったジョリーズマスクから5馬身差の2着となった。

9月23日、中1週で迎えた23戦目は、一般C17（荒尾ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で吉田隆二騎手（13戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた24戦目は、一般C16（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉田隆二騎手（14戦2勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた25戦目は、一般C18（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉田隆二騎手（15戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。