トーコーオリオン（2002年生、母パワールミネ）

トーコーオリオン（2002年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋オリオン座」。毛色は鹿毛。種牡馬のジェニュイン（当時10歳）と交配したパワールミネが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は山崎牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、中央障害3戦0勝、地方38戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上C1一。

経歴

デビュー前

湯浅三郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

12月12日、デビュー戦は岩崎祐己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

12月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に敗れた。

3歳（2005年）

1月20日、中3週で迎えた3戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイト寒椿特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の雪割草賞（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月13日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた5戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

9月3日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた7戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

12月3日、中8週で迎えた8戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

4歳（2006年）

5月14日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月11日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月13日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた11戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C7一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオートアスクに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月1日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るソロイモンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

8月22日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上B3二（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

9月5日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた14戦目は、3歳以上B3二（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のイズミエンジェルをアタマ差振り切って3勝目を収める

11月1日、中3週で迎えた16戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

11月28日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上B3二（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた18戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた19戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキーカップ（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5歳（2007年）

1月5日、連闘で迎えた20戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキーカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた21戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

2月12日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月21日、連闘で迎えた23戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4月4日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

5月18日、中3週で迎えた27戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、依ちゃん三十路突入記念（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた28戦目は、フジカツラさん笠松来場記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた29戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、吉田美智代杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったブリュードロアに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

7月6日、中2週で迎えた30戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大原浩司騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた31戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた32戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、一般B11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月16日、中1週で迎えた33戦目は、山田順一騎手を鞍上に迎えて、一般B11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた34戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るインナーヴィジョンを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月11日、中1週で迎えた37戦目は、一般B9 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

11月8日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた38戦目は、一般B10 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（7戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた39戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は島崎和也騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた40戦目は、一般B10（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で島崎和也騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

6歳（2008年）

1月1日、中2週で迎えた41戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

1月10日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた42戦目は、一般B8b C2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山田順一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

1月24日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた43戦目は、一般B9 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は島崎和也騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた44戦目は、一般B11 C3（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で島崎和也騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

2月29日、中1週で迎えた45戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山田順一騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた46戦目は、一般B10 C3（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は島崎和也騎手（5戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。