テイエムサンビカ（2011年生、母オルビタル）

テイエムサンビカ（2011年5月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋讃美歌、神をたたえる歌」。毛色は青鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時10歳）と交配したオルビタルが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は帰山清貴。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回、地方21戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、帰山清貴から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、竹園正継によって1,008万円で落札された。

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

2月23日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

3月16日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のプレスアテンションに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

5月24日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下のメルボルントロフィー（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦1勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて6着に終わった。

11月8日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦1勝）。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいいところがなく18着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

4歳（2015年）

1月12日、中6週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

2月15日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたウインリバティ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

3月22日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

7月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で義英真騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で義英真騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい10着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で義英真騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で義英真騎手（5戦0勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で義英真騎手（6戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

11月8日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で義英真騎手（7戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

12月12日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で義英真騎手（8戦0勝）。17頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

5歳（2016年）

1月22日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、清弘さん廣子さん生誕記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスプリングカンナに9馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

2月5日、中1週で迎えた19戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のソールブリジャンドに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月18日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の一般B4b（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゲスワットに約11馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

2月29日、中1週で迎えた21戦目は、こじし座特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したテイエムスサノオーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

3月16日、中1週で迎えた22戦目は、南陽大橋賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノゾミセンプーに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月28日、中1週で迎えた23戦目は、弥生特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスリーケーザルに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月6日、連闘で迎えた24戦目は、おひつじ座特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のピースポーターに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月19日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた25戦目は、おうし座特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（7戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた26戦目は、ポピー特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で丸野勝虎騎手（8戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた27戦目は、一般A5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で丸野勝虎騎手（9戦6勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

5月24日、連闘で迎えた28戦目は、一般A4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で丸野勝虎騎手（10戦6勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた29戦目は、一般A4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で丸野勝虎騎手（11戦6勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

7月7日、中3週で迎えた30戦目は、一般A4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で丸野勝虎騎手（12戦6勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた31戦目は、ハイビスカス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で丸野勝虎騎手（13戦6勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた32戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンのコスモス賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた33戦目は、一般A4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた34戦目は、シオカラトンボ賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい5着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた35戦目は、一般A4（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（14戦6勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた36戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、カシオペア座特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた37戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、神無月特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた38戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。