ブラックヘイロー（2016年生、母シャルロットノアル）

ブラックヘイロー（2016年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黒い円光」。毛色は青鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時9歳）と交配したシャルロットノアルが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の利根川特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

高橋文雅厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

3月16日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のタイセイシャトルに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月18日、中8週で迎えた2戦目は、B.アヴドゥラ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

7月28日、中9週で迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸山元気騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、勝ったセイウンオフロードにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月29日、中8週で迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のデッドアヘッドに1馬身3/4の差をつけて2勝目を挙げた。

4歳（2020年）

1月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、O.マーフィー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの初凪賞（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月20日、中8週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、4歳以上2勝クラスの市原特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、最後はモリトユウブと並んで5着同着となった。

7月12日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの天の川賞（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、勝ったダノンファストにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2021年）

4月17日、約9か月半の休養明けで迎えた8戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの利根川特別（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレオアルティメットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

6月19日、中8週で迎えた9戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したエクスパートランにアタマ差届かず2着に甘んじた。

12月19日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの北総ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

6歳（2022年）

10月16日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から22kg絞って迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの平城京ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したディパッセにクビ差届かず2着となった。

12月11日、中7週で迎えた12戦目は、3歳以上3勝クラスの竹田城ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

2023年1月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。