カミノタイホウ（1991年生、母カミノグレース）

Kamino Taiho

1991.04.23

カミノタイホウ（1991年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のパーフライト（当時10歳）と交配したカミノグレースが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は中脇 満。戦績は、中央平地9戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1995年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

稗田研二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

1月6日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は534kg。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトミケンダンサーを自慢の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月18日、中5週で迎えた2戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るユーワフェンクルを次元の違う末脚で半馬身差し切ってファンの期待に応えた。

3月19日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず16着に敗れた。

11月19日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた4戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦2勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったサウスボーイにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

12月3日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったイースタンヤングに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

4歳（1995年）

1月21日、中6週で迎えた6戦目は、5歳以上900万下の頌春賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

2月19日、中3週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で横山典弘騎手（6戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアサクサギネスオーをクビ差振り切って3勝目を挙げた。

5歳（1996年）

4月7日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（7戦3勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。