アサクサギネスオー（1990年生、母メイショウロマン）

アサクサギネスオー（1990年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコインドシルバー（当時16歳）と交配したメイショウロマンが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地16戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の九十九里特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

二本柳俊一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

10月24日、デビュー戦は古川寛和騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた3戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 雨/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタカラフェニックスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4歳（1994年）

1月5日、中5週で迎えた4戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のサウスボーイに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手にした。

2月20日、中6週で迎えた5戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた6戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で嶋田高宏騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

10月16日、約7か月の休み明けで迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月13日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

12月10日、中3週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のドリームチームに1馬身の差をつけて制した。

5歳（1995年）

2月19日、中9週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、伸びてきたカミノタイホウ決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月5日、約5か月半の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上900万下の飯盛山特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

8月20日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂本勝美騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

9月30日、中3週で迎えた14戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の九十九里特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のユーワキングに3馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

10月14日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の秋嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月19日、中4週で迎えた16戦目は、日本・ブラジル修好100周年記念ブラジルカップ（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。