マツジャガー（1985年生、母マツロツク）

マツジャガー（1985年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサンシヤインボーイ（当時11歳）と交配したマツロツクが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）武田農場。戦績は、中央平地29戦3勝2着7回、地方13戦3勝2着3回。1987年の府中3歳ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

斎藤籌敬厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

10月11日、デビュー戦は武藤善則騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は482kg。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のミスターストリームに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月7日、中3週で迎えた2戦目は、3歳400万下の白菊賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンの府中3歳ステークス（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったコクサイトリプルにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3歳（1988年）

3月6日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、4歳400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で武藤善則騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた5戦目は、3歳G2のスプリングステークス（東京芝1800m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で武藤善則騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた6戦目は、4歳400万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武藤善則騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るファンシーグッズを上がり1位の末脚で3/4馬身差し切って2勝目を獲得した。

5月14日、中2週で迎えた7戦目は、4歳400万下の八重桜賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で武藤善則騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた8戦目は、4歳900万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で武藤善則騎手（7戦2勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

7月10日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のしゃくなげ賞（福島芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で武藤善則騎手（8戦2勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月31日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の郡山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で武藤善則騎手（9戦2勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、勝ったコックロビンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月21日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の新潟日報賞（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は11戦連続で武藤善則騎手（10戦2勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の天の川ステークス（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で武藤善則騎手（11戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマルタカゲイルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月30日、中5週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で武藤善則騎手（12戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたオンワードガッツ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月19日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初冬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で武藤善則騎手（13戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヤシマプリンスにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

12月17日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北総特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で武藤善則騎手（14戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキョウエイシェフを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

4歳（1989年）

1月14日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下のジャニュアリーステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で武藤善則騎手（15戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上1400万下の白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で武藤善則騎手（16戦3勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月12日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上1400万下のテレビ山梨杯（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で武藤善則騎手（17戦3勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の内外タイムス杯（中山芝2000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は19戦連続で武藤善則騎手（18戦3勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したバトルアルタイルに半馬身届かず2着となった。

7月16日、約4か月半の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上900万下の阿賀野川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で武藤善則騎手（19戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の瀬波特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は21戦連続で武藤善則騎手（20戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

10月22日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、ハンデG3のカブトヤマ記念（福島芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は22戦連続で武藤善則騎手（21戦3勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の初冬特別（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は23戦連続で武藤善則騎手（22戦3勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で武藤善則騎手（23戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

5歳（1990年）

1月15日、中5週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は25戦連続で武藤善則騎手（24戦3勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は26戦連続で武藤善則騎手（25戦3勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

6歳（1991年）

5月11日、約15か月半の休養明けで迎えた27戦目は、5歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は27戦連続で武藤善則騎手（26戦3勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したトーストアゲンを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

6月9日、中3週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は28戦連続で武藤善則騎手（27戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

7月6日、中3週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下の織姫賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は29戦連続で武藤善則騎手（28戦3勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

7歳（1992年）

5月31日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた30戦目は、山田保騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1760m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月6日、中4週で迎えた31戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、一般C5-5（高知ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のスティールテイオウに2馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

8月10日、中4週で迎えた32戦目は、一般C4-8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳留康豊騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったモガミノーザリーから3馬身差の2着に敗北した。

9月6日、中3週で迎えた33戦目は、一般C4-8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳留康豊騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のテルノミサイルに2馬身半の差をつけて5勝目を収める

9月29日、中2週で迎えた34戦目は、一般C4-5（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で徳留康豊騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた35戦目は、一般C4-4（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で徳留康豊騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったムーンエイトからクビ差の2着に甘んじた。

11月2日、中2週で迎えた36戦目は、一般C4-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で徳留康豊騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月5日、中4週で迎えた37戦目は、坂本一仁騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のシローマスターに半馬身の差をつけて優勝

12月14日、連闘で迎えた38戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は徳留康豊騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8歳（1993年）

1月5日、中2週で迎えた39戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳留康豊騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったセザンピュローから1馬身半差の2着に敗北した。

1月30日、中3週で迎えた40戦目は、ガーネット特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳留康豊騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月8日、連闘で迎えた41戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で徳留康豊騎手（9戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた42戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で徳留康豊騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。