ヒカルマンテンボシ（2005年生、母フォーシングビッド）

ヒカルマンテンボシ（2005年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋満天の星」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時12歳）と交配したフォーシングビッドが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地18戦2勝2着3回、地方22戦7勝2着4回。2011年の中日杯(地方重賞)で3着に入った他、2008年のサラブレッド大賞典(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐藤茂厩舎（金沢）へ入厩。

3歳（2008年）

6月1日、デビュー戦は吉田晃浩騎手を鞍上に据えて、3歳B8（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は462kg。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミヤコノミヤコに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月29日、中3週で迎えた2戦目は、3歳B7（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るバトルオーブを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月27日、中3週で迎えた3戦目は、3歳戦の一条ダンススタジオ7月特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒルノドンに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳B3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジョイズマジカルに2馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

8月31日、中1週で迎えた5戦目は、3歳B2（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤッタゾを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。

9月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のペルセウス特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田晃浩騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルカンデンオーに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月12日、中3週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉田晃浩騎手（6戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月30日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田晃浩騎手（7戦5勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

4歳（2009年）

1月10日、中9週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた9戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着を確保した。

2月1日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の春日山特別（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたサバース決め手に屈してハナ差の2着となった。

5月30日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 曇/重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のウォーボネットに2馬身半の差をつけて6勝目を手にした。

7月25日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のミヤビベガを半馬身振り切って7勝目を掴み取った。

11月14日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の晩秋特別（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で後藤浩輝騎手（6戦2勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

5歳（2010年）

2月7日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で後藤浩輝騎手（7戦2勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

5月30日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の青嵐賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、3着に入った。

6月26日、中3週で迎えた19戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信夫山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月24日、中3週で迎えた20戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の佐渡特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、ミヤビベガに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

10月23日、約3か月の休み明けで迎えた21戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったタッチミーノットにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

11月21日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の晩秋特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り4着に敗れた。

6歳（2011年）

2月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の箱根特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の青嵐賞（東京芝2400m 雨/不良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（8戦2勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

7月24日、中7週で迎えた25戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の佐渡特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の阿賀野川特別（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

11月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、兼六園ライトアップ特別（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったサウンドウェーブを半馬身捉え切れず2着となった。

12月11日、中3週で迎えた28戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の中日杯（金沢ダート2300m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた29戦目は、アマメハギ特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（8戦5勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、最後はヒカルルーキーと並んで3着同着となった。

7歳（2012年）

3月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、刀剣と槍特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は川添明弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったナムラダイキチを3/4馬身捉え切れず2着となった。

4月10日、中2週で迎えた31戦目は、地方重賞のスプリングカップ（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（9戦5勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた32戦目は、県民みどりの祭典特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（10戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた33戦目は、お旅まつり特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（11戦5勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

6月3日、中3週で迎えた34戦目は、兼六園ほたるの舞特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（12戦5勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったナムラダイキチに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

6月17日、中1週で迎えた35戦目は、地方重賞の百万石賞（金沢ダート2300m 曇/不良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月19日、中4週で迎えた36戦目は、地方重賞の名港盃オープン（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（13戦5勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月7日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた37戦目は、新宮納涼祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（14戦5勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のヒカルプリンスに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

9月2日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた38戦目は、千里浜キャンドルナイト特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（15戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマーベラスキングに1馬身半の差をつけて制した。

9月16日、中1週で迎えた39戦目は、地方重賞のオータムスプリントカップ（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（16戦7勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

10月16日、中3週で迎えた40戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、石川の農林漁業まつり特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。