サウンドウェーブ（2007年生、母ペンタルビー）

サウンドウェーブ（2007年3月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「音波」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時8歳）と交配したペンタルビーが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方25戦14勝2着2回。2009年のターフチャレンジで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

6月23日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は446kg。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のレディーキセキに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月28日、中4週で迎えた2戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのターフチャレンジ（門別ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったブンブイチドウに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3歳（2010年）

1月24日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から28kg減らして迎えた3戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

3月14日、中6週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた4戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

8月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から40kg戻して迎えた5戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

9月20日、中4週で迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

10月31日、中5週で迎えた7戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

12月14日、中5週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ディセンバースター賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

4歳（2011年）

1月30日、中6週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず13着に終わった。

4月12日、中9週で迎えた10戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

4月26日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2三（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマイネルブラジリエをハナ差振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

5月8日、中1週で迎えた12戦目は、復興を応援します双葉町（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るヒシハイグレードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月22日、中1週で迎えた13戦目は、美味しく食べて応援します。仙台牛（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスーパーキャニオンを猛烈な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月7日、中1週で迎えた14戦目は、一般B3三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（4戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシンオウレエミに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月21日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、百万石薪能特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヒシハイグレードをクビ差振り切って怒涛の5連勝を決めた。

7月19日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で米倉知騎手（6戦5勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた17戦目は、和倉温泉旅館協同組合理事長杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で米倉知騎手（7戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラインドライブを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って断然人気に応えた。

8月14日、中1週で迎えた18戦目は、ジェットスキー・千里浜特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で米倉知騎手（8戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のジュウクセイリュウに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月13日、中3週で迎えた19戦目は、こいこい祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で米倉知騎手（9戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジュウクセイリュウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

9月27日、中1週で迎えた20戦目は、マウンテンバイクin石川特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で米倉知騎手（10戦8勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るジュウクセイリュウを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月18日、中2週で迎えた21戦目は、金沢の森と木フェア開催特別（金沢ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で米倉知騎手（11戦9勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るボーンストーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月13日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、兼六園ライトアップ特別（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で米倉知騎手（12戦10勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヒカルマンテンボシを半馬身振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

5歳（2012年）

1月13日、中8週で馬体重を前走から21kg戻して迎えた23戦目は、一般C2七八（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で米倉知騎手（13戦11勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマーベラスタイムを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

2月6日、中2週で迎えた24戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したリーヴザネストを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月12日、中4週で迎えた25戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマルタノホシを3/4馬身振り切って勝利数を14に伸ばす

4月3日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1三四（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた27戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、うま雑貨TOKORO杯（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた28戦目は、夕刊フジ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた29戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた30戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、こと座特別（大井ダート1700m 晴/不良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた31戦目は、へびつかい座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。