アンランジュ（2012年生、母ナムラパトリシア）

アンランジュ（2012年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「安蘭樹、カリンの別名」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時20歳）と交配したナムラパトリシアが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は野坂牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方29戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の4歳以上C3二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、野坂牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、小林秀樹によって105万円で落札された。

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

4月5日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず16着に終わった。

9月18日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

10月9日、中2週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた3戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた4戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた5戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は小谷周平騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は廣瀬航騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

4歳（2016年）

1月2日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったエイユーバーチョに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

1月19日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C3四（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で廣瀬航騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のアイアイラブに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月23日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。鞍上は小谷周平騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

3月8日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は廣瀬航騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月5日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（8戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月20日、中1週で迎えた16戦目は、（株）平田タイル創立97周年記念（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（9戦1勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

5月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で廣瀬航騎手（10戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で廣瀬航騎手（11戦1勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で廣瀬航騎手（12戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で廣瀬航騎手（13戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

7月15日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で廣瀬航騎手（14戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で廣瀬航騎手（15戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で廣瀬航騎手（16戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

8月27日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた24戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったラフィットオフに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月4日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

9月11日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフジノマユサンをハナ差振り切って2勝目をマークした。

9月18日、連闘で迎えた27戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小松丈二騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

9月25日、連闘で迎えた28戦目は、3歳以上C2 22（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小松丈二騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上C2 22（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小松丈二騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したメイショウショウキを差し切れず、1馬身差の2着となった。

10月23日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で小松丈二騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。