ニューエスサンデー（2000年生、母グローリアスレディ）

ニューエスサンデー（2000年4月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「新しい＋Ｓ（馬主の頭文字）＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時8歳）と交配したグローリアスレディが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）三澤牧場。戦績は、中央平地39戦3勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三澤牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」と「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

松永勇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

11月3日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

11月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳新馬（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

3歳（2003年）

3月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに22kg減らして迎えた3戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

4月5日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた4戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

5月3日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、6着に入り込んだ。

6月7日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、フラッパーシチーに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

6月28日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリュウハヤテを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月12日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のフレイムに2馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

8月9日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の八雲特別（函館芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（5戦2勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったケイエスホノカにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

4歳（2004年）

1月17日、約5か月半の休養明けで迎えた10戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

2月29日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下のハイセイコーメモリアル（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（6戦2勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

6月26日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（8戦2勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（9戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた15戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた16戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

11月7日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

12月25日、中6週で迎えた19戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5歳（2005年）

2月12日、中6週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

3月15日、中3週で迎えた21戦目は、フレンドリーレイン特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（10戦2勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた22戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた23戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月19日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（11戦2勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（12戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったビーナスラインに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月30日、中2週で迎えた27戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月13日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず12着に敗れた。

9月10日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

6歳（2006年）

4月2日、約7か月の休養明けで迎えた30戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。

6月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた31戦目は、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（13戦2勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた32戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月30日、中2週で迎えた33戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（14戦2勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

9月2日、中4週で迎えた34戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

10月15日、中5週で迎えた35戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

12月10日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた37戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月24日、中1週で迎えた38戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

7歳（2007年）

1月27日、中4週で迎えた39戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のクラシックローズに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

2月4日、連闘で迎えた40戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吉野ケ里特別（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。