ナナヨーストーム（1993年生、母ナナヨーアトラス）

ナナヨーストーム（1993年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のセレスティアルストーム（当時10歳）と交配したナナヨーアトラスが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）小島牧場。戦績は、中央平地14戦3勝2着3回。1996年のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別(牝G2)で2着に入った他、1996年の忘れな草賞(オープン牝)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

吉永猛厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

7月22日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

7月30日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたスモーキー決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

8月20日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のサワノフラッシュに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月15日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定3歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下の黄菊賞（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で石橋守騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入った。

11月19日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石橋守騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、2着となった。

12月3日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神3歳牝馬ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で石橋守騎手（7戦1勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

3歳（1996年）

1月15日、中5週で迎えた9戦目は、4歳500万下の若菜賞（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で石橋守騎手（8戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

2月3日、中2週で迎えた10戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のあすなろ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のメイショウジェニエを半馬身振り切って制した。

3月2日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は石橋守騎手（9戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

4月7日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（10戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヒシナタリーに2馬身の差をつけて制した。

4月28日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（11戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったセンターライジングにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

5月26日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（12戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。