サンサンフロア（2007年生、母ファーストフロア）

サンサンフロア（2007年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時11歳）と交配したファーストフロアが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松田富士夫。戦績は、地方18戦3勝2着7回。2009年のディクタット賞に勝利した他、2009年の未来優駿2009サッポロクラシックカップで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松田富士夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

恵多谷豊厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

5月5日、デビュー戦は山口竜一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は418kg。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

5月14日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、フィールドスピカに半馬身交わされて2着となった。

6月17日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい7着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

8月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったラストキングにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

8月20日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアイファーマーチスにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

9月2日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のプリティストロングを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

9月17日、中1週で迎えた9戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのディクタット賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るウイニングリーダーを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って2勝目を手中に収めた。

10月1日、中1週で迎えた10戦目は、2歳オープンのプリサイスエンド賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口竜一騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたプリマビスティー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

10月20日、中2週で迎えた11戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの未来優駿2009サッポロクラシックカップ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、モエレデフィニットに交わされて1馬身差の2着となった。

3歳（2010年）

4月29日、約6か月半の休養明けで迎えた12戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

6月27日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、エスプリレッドにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月12日、中1週で迎えた14戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のあさがお特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳戦の乙女ゆり特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアミーゴを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を手中に収めた。

8月13日、中2週で迎えた16戦目は、涼風特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた17戦目は、いて座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい10着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた18戦目は、一般B3四 C1四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで踏ん張ったが、ケイアイスサノオにクビ差交わされて2着に惜敗した。