ケイアイスサノオ（2006年生、母ケイアイワールド）

ケイアイスサノオ（2006年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋須佐の王」。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時22歳）と交配したケイアイワールドが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐竹学。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、地方32戦7勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

3月22日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に敗れた。

4月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月25日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

6月21日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったミヤビタカラオーに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

7月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るワンダフルカフェを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

7月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（5戦1勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

10月25日、中9週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（6戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい最後はデルマアルタイルと並んで10着同着となった。

12月8日、中3週で迎えた10戦目は、フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（8戦1勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

4歳（2010年）

1月16日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（9戦1勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

3月11日、中7週で迎えた12戦目は、フレンドリーホイップ特別（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（10戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、コスモヴァシュランにクビ差交わされて2着となった。

6月19日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（11戦1勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

7月30日、中5週で馬体重を前走から27kg増やして迎えた14戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、葛飾区特別（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた15戦目は、シューティングスター賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

8月31日、中2週で迎えた16戦目は、東京中日スポーツ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた17戦目は、一般B3四 C1四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンサンフロアをクビ差だけ差し切って2勝目をマークした。

9月23日、連闘で迎えた18戦目は、一般B3三（船橋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のクリスチャンパールに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月5日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、スポーツニッポン賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（5戦2勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた20戦目は、オパール賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田譲治騎手（6戦2勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

11月11日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた21戦目は、ベテルギウス賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で和田譲治騎手（7戦2勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた22戦目は、オープス磐梯賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で和田譲治騎手（8戦2勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

5歳（2011年）

2月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、春光賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で和田譲治騎手（9戦2勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた24戦目は、爽春賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で和田譲治騎手（10戦2勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

5月12日、中8週で迎えた25戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般B3四五（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のデジタルタイフーンに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月25日、中1週で迎えた26戦目は、ジェイド賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた27戦目は、ゲンマ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く持ち堪えて、最後は2着のスマートインパルスを半馬身振り切って5勝目を奪取した。

6月29日、中2週で迎えた28戦目は、ムーンビーチ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のティーケーアジュデを半馬身振り切って6勝目を挙げた。

8月13日、中5週で迎えた29戦目は、サーフサイド賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた30戦目は、サマーメモリー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦3勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた31戦目は、サファイア賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦3勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月27日、中1週で迎えた32戦目は、ドラマティックナイト賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（7戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた33戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、アンドロメダ賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

6歳（2012年）

3月29日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、レグルス賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた35戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ポインタース賞（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く粘り込んで、最後は2着のダイワレギオンをアタマ差振り切って7勝目を奪取した。

5月9日、中2週で迎えた36戦目は、ケンタウルス賞（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた37戦目は、エキサイティングナイト賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた38戦目は、東京スポーツ賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のショウリュウをクビ差振り切って8勝目を手にした。

7月11日、中4週で迎えた39戦目は、アルタイル賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた40戦目は、トゥインクルバースデイカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

8月28日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた41戦目は、東京中日スポーツ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（6戦2勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた42戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、サファイア賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた43戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、ドラマティックナイト賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。