ウォータークレス（2004年生、母ウォーターポラリス）

ウォータークレス（2004年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋植物名」。毛色は芦毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時8歳）と交配したウォーターポラリスが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）本巣牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方9戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の一般C12。

経歴

デビュー前

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

8月19日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は504kg。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

9月18日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

3歳（2007年）

2月11日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から32kg戻して迎えた3戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

9月29日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg絞って迎えた4戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

10月7日、連闘で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた5戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

12月18日、中9週で馬体重を前走から29kg戻して迎えた6戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のブルーアルテミスに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2008年）

1月1日、中1週で馬体重を前走から26kg絞って迎えた7戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、優貴誕生5歳記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

1月14日、中1週で迎えた8戦目は、一般C28（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のスミノチェンタウロをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

1月29日、中1週で迎えた9戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C23（名古屋ダート1300m 小雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ルミノゴールドに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月18日、中2週で迎えた10戦目は、一般C23（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた11戦目は、加藤長教還暦お祝い（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウオウサムに4馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

3月25日、中2週で迎えた12戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のメイショウトウシに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月9日、中1週で迎えた13戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、メルシーマックにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

5月1日、中2週で迎えた14戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で児島真二騎手（6戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマンリョウフラワーに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

6月29日、中7週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は佐久間寛志騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。