カシノダンガン（2008年生、母ケイアイミサイル）

カシノダンガン（2008年2月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋弾丸」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時10歳）と交配したケイアイミサイルが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は村上牧場。戦績は、中央平地18戦0勝、地方16戦6勝2着6回。主な勝ち鞍は2011年の薩摩街道串木野宿賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、下屋敷牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって609万円で落札された。

二本柳俊一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

7月18日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は484kg。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた3戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

9月4日、連闘で迎えた4戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤士津八騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた8戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

12月11日、連闘で迎えた9戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で二本柳壮騎手（6戦0勝）。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

3歳（2011年）

1月5日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で二本柳壮騎手（7戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

2月26日、中4週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（8戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

4月17日、中6週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（9戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（10戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

7月10日、中9週で迎えた15戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

7月30日、中2週で迎えた16戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた17戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず14着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた18戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では鋭い脚を使えず18着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた19戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の薩摩街道串木野宿賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るオリオンザガロを途轍もない末脚で3/4馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

10月10日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルポンピオンに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月22日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のサスケハナをクビ差振り切って断然の支持に応えた。

11月12日、中2週で迎えた22戦目は、銀杏賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカルテットをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

12月4日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったマイネルポンピオンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ドリームスパに半馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2012年）

1月8日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったブユウデンをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

1月15日、連闘で迎えた26戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

2月12日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のファンキーラッシュに1馬身の差をつけて優勝

2月26日、中1週で迎えた28戦目は、サンライズ特選（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のドリームスパに1馬身の差をつけて1番人気に応えた。

3月10日、中1週で迎えた29戦目は、チューリップ賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（8戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーホクダッシュをハナ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

4月8日、中3週で迎えた30戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（9戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したカシノボイスを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

5月20日、中5週で迎えた31戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（10戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、サクラロードに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月3日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた33戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩永千明騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。