セイントティアラ（1998年生、母セイントローレル）

セイントティアラ（1998年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時11歳）と交配したセイントローレルが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は林時春。戦績は、地方29戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2002年のオクトーバー賞(一般B2四 B3一ハンデ)。

経歴

デビュー前

荒居貴美夫厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2001年）

2月13日、デビュー戦は立花伸騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤジサンドーターに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月27日、中5週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で立花伸騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドラゴンベルに8馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月14日、中2週で迎えた3戦目は、3歳戦のスイートピー特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で立花伸騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコンサートクィーンに2馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

6月6日、中7週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で立花伸騎手（3戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の矢車草特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で立花伸騎手（4戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマイングッドにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

7月21日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のひまわり特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で立花伸騎手（5戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

11月2日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、紅葉特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で立花伸騎手（6戦3勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

11月28日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、由比ヶ浜特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で立花伸騎手（7戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったグリーンスパーからクビ差の2着に甘んじた。

12月15日、中1週で馬体重を前走からさらに15kg減らして迎えた9戦目は、一般B3四（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で立花伸騎手（8戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4歳（2002年）

7月4日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg戻して迎えた10戦目は、てんびん座特別（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で立花伸騎手（9戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のチャンネルオーカンをクビ差振り切って休養明けの一戦を物にした。

8月8日、中4週で迎えた11戦目は、潮風賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で立花伸騎手（10戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、グデアに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月14日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の野馬追賞（大井ダート1790m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で立花伸騎手（11戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、ダイワボンバーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた13戦目は、一般B2三（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で立花伸騎手（12戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のオクトーバー賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で立花伸騎手（13戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のグランエクシードをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

12月11日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、牝馬限定地方重賞のファーストレディー賞（大井ダート1790m 晴/不良）に出走。鞍上は15戦連続で立花伸騎手（14戦5勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦のアデュー2002賞（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で立花伸騎手（15戦5勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

5歳（2003年）

1月13日、中1週で迎えた17戦目は、ウエルカム2003賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で立花伸騎手（16戦5勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

9月6日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた18戦目は、野馬追賞（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で立花伸騎手（17戦5勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた19戦目は、一般B2四（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は19戦連続で立花伸騎手（18戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた20戦目は、観月賞（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で立花伸騎手（19戦5勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

11月3日、中3週で迎えた21戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンの’03TCKディスタフ（大井ダート1790m 雨/良）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた22戦目は、一般B2四（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は立花伸騎手（20戦5勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

12月29日、中4週で迎えた23戦目は、イヤーエンド賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で立花伸騎手（21戦5勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったナリタルートワンにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

6歳（2004年）

1月6日、連闘で迎えた24戦目は、ウエルカム2004賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で立花伸騎手（22戦5勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

2月18日、中5週で迎えた25戦目は、納谷和玖騎手を鞍上に迎えて、望春賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた26戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、春麗賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた28戦目は、一般B2四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

5月21日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた29戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。