グランエクシード（1997年生、母カネノローマン）

グランエクシード（1997年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリミナルタイプ（当時12歳）と交配したカネノローマンが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）中田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方36戦14勝2着6回。主な勝ち鞍は2003年のコメット賞(一般A3二 B1一ハンデ)。

経歴

デビュー前

田中正二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1999年）

7月13日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月9日、中7週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた3戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月28日、中4週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渋谷裕喜騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のセイシンコデマリに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2000年）

4月20日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、4歳（札幌(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渋谷裕喜騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のエーエスライデンに3馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。

5月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳オープンの若緑特別（札幌(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で渋谷裕喜騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた7戦目は、4歳（札幌(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渋谷裕喜騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のハイロマンに2馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

6月25日、中4週で迎えた8戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた10戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

8月31日、中2週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた11戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の王冠賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月12日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた12戦目は、一般D3（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は渋谷裕喜騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のハイロマンに約13馬身の大差をつけて4勝目を掴み取った。

9月27日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の北海優駿（旭川ダート2300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渋谷裕喜騎手（6戦4勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月17日、中2週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、襟裳岬特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渋谷裕喜騎手（7戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のワーブルダービーに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月2日、中1週で迎えた15戦目は、門別厚別川特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のタカラアローに2馬身の差をつけて優勝

11月16日、中1週で迎えた16戦目は、豊頃はるにれ特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマノプレミアに1馬身半の差をつけて7勝目をつかんだ。

11月23日、連闘で迎えた17戦目は、門別軽種馬生産振興会特別（門別ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は渋谷裕喜騎手（8戦5勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

4歳（2001年）

3月25日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1九十（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したゼンノタンゴにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4月13日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1六七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフジノモガミを交わし去り、最後は4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月9日、中3週で迎えた20戦目は、かんむり座特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

11月1日、約6か月の休み明けで迎えた21戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハクリュウヒットを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて休養明け初戦を制した。

12月15日、中5週で迎えた22戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、冬霞特別（大井ダート1790m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレオトルネードに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（2002年）

1月9日、中3週で迎えた23戦目は、一般B3三（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて10着に敗れた。

8月10日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた24戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、江戸川区特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のワンダーウインをアタマ差振り切って久しぶりの実戦をモノにした。

9月12日、中4週で迎えた25戦目は、セプテンバー賞（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、イシノナイトにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

10月14日、中4週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のオクトーバー賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したセイントティアラを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

10月31日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2四（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた28戦目は、一般B2五（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったフジノダミスターに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月29日、中4週で迎えた29戦目は、イヤーエンド賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったミノリコウジに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6歳（2003年）

1月13日、中1週で迎えた30戦目は、ウエルカム2003賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のハローシャンハイに2馬身の差をつけて制した。

2月2日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の池月・磨墨賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた32戦目は、風花賞（大井ダート1790m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦のスプリングタイム賞（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったオキノトップに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月26日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、北極星賞（大井ダート1790m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（9戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

5月16日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた35戦目は、プレアデス賞（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（10戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトキノエイトを3/4馬身振り切って勝利数を13に伸ばす

6月10日、中3週で迎えた36戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’03ブリリアントカップ（大井ダート1790m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月5日、中3週で迎えた37戦目は、ミルキーウェイ賞（大井ダート1390m 曇/重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた38戦目は、アルテミス賞（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた39戦目は、ハンデ戦のコメット賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（11戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゴールデンオーに1馬身の差をつけて勝利数を14に伸ばす