プリサイスニードル（2019年生、母プレシャスクルー）

プリサイスニードル（2019年1月26日）は、日本の競走馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時22歳）と交配したプレシャスクルーが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はノースガーデン。2021年のウィナーズチャレンジ7で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2021年）

6月10日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。馬体重は448kg。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマックスレジェンドに半馬身届かず2着となった。

7月7日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のナツメクに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月12日、中4週で迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ナッジに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月26日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクラグローリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月9日、中1週で迎えた5戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ7（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ナッジに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月13日、中4週で迎えた6戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳S2の鎌倉記念（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

3歳（2022年）

4月28日、約6か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は松井伸也騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月25日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦のふたご座特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、クルードラゴンに交わされて3馬身差の2着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の北海優駿（門別ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のデネブ特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず3着に敗れた。

10月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から34kg増やして迎えた11戦目は、ガーベラ特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

11月8日、中4週で迎えた12戦目は、オキザリス特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

12月29日、中6週で迎えた13戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、東京メガイルミ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったラウディにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2023年）

1月25日、中3週で迎えた14戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

2月23日、中3週で迎えた15戦目は、エリダヌス座特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

3月31日、中4週で迎えた16戦目は、一般C1二三四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた17戦目は、カフェ・ド・パリ賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた18戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、インペリアル・フィズ賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた19戦目は、アンジェロ賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた20戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、へび座特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた21戦目は、海王星特別（大井ダート1650m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井章騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったペルマナントにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

7月14日、中1週で迎えた22戦目は、トキハソース賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井章騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた23戦目は、へびつかい座特別（大井ダート1650m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉井章騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

デビュー前

吉井竜一厩舎（大井）へ入厩。

9月22日、中6週で迎えた24戦目は、スコーピオン賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉井章騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた25戦目は、錦秋特別（大井ダート1650m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉井章騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

11月2日、中3週で迎えた26戦目は、ブラッディ・メアリー賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井章騎手（6戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

5歳（2024年）

3月1日、約4か月の休み明けで迎えた27戦目は、一般C2二三（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉井章騎手（7戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月18日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1五六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉井章騎手（8戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

4月8日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた29戦目は、かに座特別（大井ダート1650m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で吉井章騎手（9戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた30戦目は、東原悠善騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六七（大井ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。