ボンバルディエーレ（2006年生、母ブリガドーン）

ボンバルディエーレ（2006年4月8日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「爆撃機（伊）」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時8歳）と交配したブリガドーンが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地26戦3勝2着3回、中央障害9戦1勝、地方5戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

10月25日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフェーズシックスに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2009年）

6月13日、約7か月半の休み明けで迎えた2戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシャルルマーニュを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月4日、中2週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の岳特別（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下の三国特別（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

10月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2010年）

4月4日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったネオレボルーションに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月25日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったグラヴィテーションにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

5月9日、中1週で迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のロトスカイブルーをクビ差振り切ってファンの期待に応えた。

6月20日、中5週で迎えた12戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた13戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

10月10日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（7戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

11月1日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（8戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシルクエンデバーを半馬身振り切って3勝目をマークした。

11月20日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の多摩川特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（9戦1勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の香取特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（10戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

5歳（2011年）

3月19日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（11戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

5月8日、中6週で迎えた19戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月10日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の新涼特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

10月8日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の多摩川特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に敗れた。

6歳（2012年）

2月4日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた23戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた24戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず15着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の汐留特別（中山芝1600m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

6月24日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた26戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月29日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた27戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

12月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は蓑島靖典騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

7歳（2013年）

1月20日、中3週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

2月9日、中2週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で蓑島靖典騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のティンバーウルフに3馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

4月21日、中9週で迎えた31戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で蓑島靖典騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で蓑島靖典騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

8月4日、約3か月の休養明けで迎えた33戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた34戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木慶太騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた35戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木慶太騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月31日、中4週で馬体重を前走から25kg増やして迎えた36戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の桐花賞（水沢ダート2000m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

8歳（2014年）

1月13日、中1週で迎えた37戦目は、地方重賞のトウケイニセイ記念（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた38戦目は、春告げる岩手競馬4月5日開幕（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

4月26日、中3週で迎えた39戦目は、仲春特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったマイネルヴァルムに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月10日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた40戦目は、皐月特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林俊彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。