タントタント（2011年生、母アウロラカフェ）

タントタント（2011年3月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時8歳）と交配したアウロラカフェが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）丸幸小林牧場。戦績は、地方38戦6勝2着2回。2014年の’14桃花賞(牝)で2着に入った他、2013年の東京2歳優駿(牝S1)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、丸幸小林牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、丸幸小林牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、徳原英修によって262.5万円で落札された。

佐久間雅貴厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2013年）

7月18日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。7頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のローズハニーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月21日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ4（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた3戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ6（門別ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

10月17日、中5週で迎えた4戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のソウウンドラゴンに2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月12日、中3週で迎えた5戦目は、2歳S3のローレル賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のひばり特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、4着に入った。

12月31日、中4週で迎えた7戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、少し遅いペースで一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

3歳（2014年）

1月21日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンの’14桃花賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、テイクユアチョイスに半馬身交わされて2着となった。

3月10日、中6週で迎えた9戦目は、3歳戦のパンジー特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた10戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

6月3日、中9週で迎えた11戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた12戦目は、3歳S3の優駿スプリント（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

7月28日、中4週で迎えた13戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、シーブリーズ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

11月28日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、渋谷区の妖精あいりっすん賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

12月26日、中3週で迎えた15戦目は、タンザナイト賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着を確保した。

4歳（2015年）

2月4日、中5週で迎えた16戦目は、立春特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

2月23日、中2週で迎えた17戦目は、東風特別（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた18戦目は、八丈富士賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田龍哉騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた19戦目は、こぐま座特別（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で沢田龍哉騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

4月21日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた20戦目は、たて座特別（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で沢田龍哉騎手（6戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着を確保した。

5月19日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた21戦目は、プレアデス賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で沢田龍哉騎手（7戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた22戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、ゲンマ賞（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた23戦目は、一般B3四（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（8戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

7月29日、中4週で迎えた24戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、淡路島まつり特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた25戦目は、楽天競馬賞（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

12月23日、約4か月半の休養明けで迎えた26戦目は、小山裕也騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬で買いま賞（園田ダート1400m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

5歳（2016年）

1月4日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小山裕也騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、マキシマムカイザーにアタマ差交わされて2着となった。

1月20日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小山裕也騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のトウケイウルフをアタマ差振り切って久々に美酒を浴びた。

2月2日、中1週で迎えた29戦目は、晴れらんまんおかやまの旅杯（園田ダート1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小山裕也騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小山裕也騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

3月15日、中3週で迎えた31戦目は、アメトリン特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で小山裕也騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた32戦目は、しゅんらん賞（園田ダート1230m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で小山裕也騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジョアンシーピンに2馬身の差をつけて4勝目を収める

4月27日、中3週で迎えた33戦目は、4歳以上B1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で小山裕也騎手（7戦2勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタイセイホーネットに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月19日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上B1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小山裕也騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のキーコレクションを3/4馬身振り切って下馬評通りの実力を証明した。

6月3日、中1週で迎えた35戦目は、神河町カーミン特別（園田ダート1230m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で小山裕也騎手（9戦4勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

11月10日、約5か月半の休養明けで迎えた36戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で小山裕也騎手（10戦4勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた37戦目は、近江米特別（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で小山裕也騎手（11戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた38戦目は、オッズパーク・エクシード杯（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で小山裕也騎手（12戦4勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。