ヤマニンシーベリー（2014年生、母ヤマニンギモーヴ）

ヤマニンシーベリー（2014年1月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋果実名」。毛色は栗毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時7歳）と交配したヤマニンギモーヴが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は錦岡牧場。主な勝ち鞍は2017年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

黒岩陽一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月2日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は426kg。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた2戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、4着に入った。

10月1日、中9週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で木幡初也騎手（2戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月23日、中8週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初也騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

3歳（2017年）

1月7日、中1週で迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

4月8日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた7戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月6日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したワンオブクインズにクビ差届かず2着に惜敗した。

7月2日、中7週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るカラーアゲンを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

10月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 雨/重）に出走。鞍上は黛弘人騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。3着に入った。

11月18日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

4歳（2018年）

2月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（4戦0勝）。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では脚が残っておらず18着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（5戦0勝）。18頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

10月8日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で黛弘人騎手（6戦0勝）。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

12月9日、中8週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で黛弘人騎手（7戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

5歳（2019年）

2月16日、中9週で迎えた16戦目は、F.ブロンデル騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

10月27日、約8か月半の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は黛弘人騎手（8戦0勝）。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

6歳（2020年）

2月8日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

3月26日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、マルチフレンド特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

10月3日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（9戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

11月8日、中4週で迎えた21戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、朝露特別（盛岡ダート1600m 小雨/重）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた22戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、ハヤテ特別（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた23戦目は、スプリント特別（水沢ダート850m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

7歳（2021年）

3月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた24戦目は、一般C2（水沢ダート850m 雨/不良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタクティークプランを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切ってファンの期待に応えた。

3月29日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2（水沢ダート850m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月6日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2（水沢ダート850m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したプリンセスラッキーを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

4月20日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月27日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマニンティエルナを上がり2位の末脚でアタマ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

5月11日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた30戦目は、プルメリア賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋悠里騎手（7戦2勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

7月6日、中5週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた31戦目は、姫神賞（盛岡芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で高橋悠里騎手（8戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクリノサンシャインを半馬身振り切って制した。

7月20日、中1週で迎えた32戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、ペガスス賞（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したヤマニンセノーテを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月26日、連闘で迎えた33戦目は、ダンシングエンジェル賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（9戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた34戦目は、キッチンカー川善賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（10戦3勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

8月24日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（11戦3勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

10月3日、中5週で迎えた36戦目は、GI登録品高級品岩手木炭賞（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（12戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

デビュー前

伊藤和忍厩舎（岩手）へ入厩。

8歳（2022年）

3月12日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた37戦目は、思いをカタチに田野畑（水沢ダート850m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（13戦3勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

5月31日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg絞って迎えた38戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート850m 雨/重）に出走。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた39戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。