ミホシンザン（1982年生、母ナポリジヨオー）

ミホシンザン（1982年4月16日）は、日本の競走馬、種牡馬。1985年にJRA賞最優秀4歳牡馬及び最優秀父内国産馬、1986年にJRA賞最優秀父内国産馬、1987年にJRA賞最優秀父内国産馬を受賞した。毛色は鹿毛。種牡馬のシンザン（当時21歳）と交配したナポリジヨオーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地16戦9勝2着1回。1987年の天皇賞（春）(G1)に勝利した他、1987年の日経賞(G2)を制するなど、G1級競走3勝を含む重賞7勝を挙げた。

経歴

2歳（1985年）

1月6日、16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。最後は、2着のマキノハタに9馬身の差をつけて勝利を掴んだ。

2月23日、11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のモンテジャパンに2馬身半の差をつけて勝利を決めた。

3月24日、11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のスクラムダイナに1馬身3/4の差をつけて勝利を掴んだ。

4月14日、22頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のスクラムダイナに5馬身の差をつけて勝利を掴んだ。

9月29日、10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月20日、12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のスピードヒーローに2馬身の差をつけて勝利した。

11月10日、18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のスダホークに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月22日、10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンボリルドルフから4馬身差の2着に敗北した。

4歳（1986年）

3月30日、G2の日経賞（中山芝2500m 曇/重）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は柴田政人騎手。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

10月5日、G2の毎日王冠（東京芝1800m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月26日、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月23日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

12月21日、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5歳（1987年）

1月25日、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のスズパレードに1馬身の差をつけてトップでゴールを走り抜けた。

4月5日、G2の日経賞（中山芝2500m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で柴田政人騎手。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジュサブローに5馬身の差をつけて勝利した。

4月29日、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田政人騎手。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。1着となった。