キョウワヒラリー（2014年生、母キョウワプラチナ）

キョウワヒラリー（2014年4月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時13歳）と交配したキョウワプラチナが22歳のときに産んだ16番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は協和牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2019年の飛竜特別(500万下)。

経歴

デビュー前

角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

1月17日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

4月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

5月20日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ストロベリームーンに交わされて5馬身差の2着となった。

6月17日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったスターズバースにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月23日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコウセイキャサリンに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月17日、中7週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

10月14日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

11月3日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた12戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

4歳（2018年）

2月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

4月21日、中9週で迎えた14戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月1日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（6戦0勝）。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したキタノユーリンを差し切れず、3馬身半差の2着となった。

8月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

10月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（7戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月27日、連闘で迎えた19戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の飛翔特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。3着に入った。

5歳（2019年）

5月5日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったノヴァルーナから1馬身1/4差の2着となった。

5月18日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。最後は、2着のトーホウビスカヤに2馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

8月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラスの驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（4戦1勝）。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。18着に敗れた。

10月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの飛翼特別（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中井裕二騎手（5戦1勝）。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（2020年）

1月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、4歳以上2勝クラスの乙訓特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

6月21日、約5か月半の休養明けで迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は中井裕二騎手（6戦1勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後はタレてしまい15着に終わった。

2020年6月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。