レイホーチャンス（1992年生、母ゴールデンワンダー）
Reiho Chance
1992.05.20
レイホーチャンス（1992年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミュゲロワイヤル（当時7歳）と交配したゴールデンワンダーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地25戦5勝2着2回、地方21戦0勝2着4回。1999年のパールオープン(一般A)で2着に入った他、1998年のトルマリンオープン(一般A)で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（1995年）
8月19日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。
8月26日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。
9月10日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。
9月24日、中1週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアルゴタイガーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。
12月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。
4歳（1996年）
1月7日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。
2月3日、中3週で迎えた7戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のライトレターに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
3月17日、中5週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下の伊丹特別（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。
3月31日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のクイックイナオーに4馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。
5月4日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデ戦の立夏ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で土肥幸広騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。
5月25日、中2週で迎えた11戦目は、フィリピン・トロフィー（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で土肥幸広騎手（4戦2勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着を確保した。
6月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、麦秋ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。
12月21日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた13戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシュンサクリイフォを豪脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて休み明けの一戦を物にした。
5歳（1997年）
1月15日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の八坂特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったコンゴウリキシオウにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。
2月2日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のように急駛したが、シルキーブラストにクビ差交わされて2着に甘んじた。
2月16日、中1週で迎えた16戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。
3月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の伊丹特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。
4月13日、中4週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のプリンセスリーベを半馬身振り切って5勝目を手中に収めた。
5月24日、中5週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の欅ステークス（東京ダート1600m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は角田晃一騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。
6月14日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の安芸ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（7戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。
6歳（1998年）
1月5日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、5歳以上1600万下の門松ステークス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（8戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。
2月21日、中6週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（9戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。
3月15日、中2週で迎えた23戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。
3月29日、中1週で迎えた24戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の遠州灘ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。
4月11日、中1週で迎えた25戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。
5月29日、中6週で迎えた26戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、エメラルドオープン（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったセイエイツートップから3馬身差の2着に敗北した。
6月17日、中2週で迎えた27戦目は、パールオープン（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹下太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。6着に敗れた。
7月8日、中2週で迎えた28戦目は、ルビーオープン（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹下太騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったナガラダンディから半馬身差の2着に敗北した。
7月20日、中1週で迎えた29戦目は、地方重賞の名港盃（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹下太騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。
8月5日、中1週で迎えた30戦目は、トルマリンオープン（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹下太騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルブツホープから半馬身差の2着に敗北した。
7歳（1999年）
3月30日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた31戦目は、アクアマリンオープン（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で竹下太騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。
4月14日、中1週で迎えた32戦目は、地方重賞の東海桜花賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で竹下太騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。
5月11日、中3週で迎えた33戦目は、ジルコニアオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で竹下太騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。
6月16日、中4週で迎えた34戦目は、パールオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で竹下太騎手（8戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったロックローレルから1馬身半差の2着となった。
7月7日、中2週で迎えた35戦目は、ルビーオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で竹下太騎手（9戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。
7月20日、中1週で迎えた36戦目は、地方重賞の名港盃（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で竹下太騎手（10戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。
8月4日、中1週で迎えた37戦目は、サマースプリント（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で竹下太騎手（11戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。
10月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた38戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のスプリンター争覇（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。
11月3日、連闘で迎えた39戦目は、愛知県畜産特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉本隆記騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。4着を確保した。
12月3日、中3週で迎えた40戦目は、オニキスオープン（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉本隆記騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。
12月24日、中2週で迎えた41戦目は、クリスマスオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉本隆記騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。
8歳（2000年）
1月2日、連闘で迎えた42戦目は、深見明宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の新春グランプリ（中京(地)ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。
1月19日、中1週で迎えた43戦目は、ガーネットオープン（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉本隆記騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。
1月31日、中1週で迎えた44戦目は、アメシストオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉本隆記騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。
2月16日、中1週で迎えた45戦目は、地方重賞の梅見月杯（名古屋ダート1800m 雪/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉本隆記騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。
3月1日、中1週で迎えた46戦目は、地方重賞のマイル争覇（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉本隆記騎手（7戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。