コンゴウリキシオウ（1993年生、母ウエストマーチン）

コンゴウリキシオウ（1993年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は黒鹿毛。種牡馬のダイイチボーイ（当時9歳）と交配したウエストマーチンが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はモトスファーム。戦績は、中央平地23戦6勝2着3回、地方8戦3勝2着2回。1999年の早池峰賞(一般)で2着に入った他、1999年の赤松杯(一般)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

上田三千夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

5月11日、デビュー戦は宝来城多郎騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1400m 外回り曇/重）に出走。馬体重は510kg。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

9月7日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウイスキージャックに約10馬身の大差をつけて未勝利戦を制した。

10月19日、中3週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の尾瀬ケ原特別（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったニシキホーオーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月9日、中2週で迎えた5戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のジャパンホーラーに2馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

12月7日、中3週で迎えた6戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の夙川特別（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、伸びてきたタイキコマンダー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月21日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋亮騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（1997年）

1月15日、中3週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下の八坂特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のレイホーチャンスに2馬身の差をつけて3勝目をマークした。

2月22日、中4週で迎えた9戦目は、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋亮騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

5月3日、中9週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の立夏ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたデュークウェイン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

6月8日、中4週で迎えた11戦目は、麦秋ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

7月20日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の天草特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエイシンブライドルに3馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月17日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヘイセイセンコーに1馬身1/4の差をつけて1番人気に応えた。

10月5日、中6週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の太秦ステークス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のニッポータキオンに1馬身半の差をつけて6勝目を手にした。

11月15日、中5週で迎えた15戦目は、トパーズステークス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（6戦4勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5歳（1998年）

2月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンのすばるステークス（京都ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本美純騎手（7戦4勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

3月14日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた18戦目は、竹秋ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

5月9日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデG3のアンタレスステークス（京都ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は村本善之騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

6月14日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンの東海ステークス（中京ダート1700m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋亮騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた21戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、灘ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。最後は減速してしまい13着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた22戦目は、KBC杯（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（5戦1勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

9月12日、中7週で迎えた23戦目は、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（6戦1勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

12月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた24戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般A（水沢ダート1800m 雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のゲイリーミナレットに1馬身半の差をつけて7勝目を収める

12月20日、中1週で迎えた25戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般A（水沢ダート1800m 小雪/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のカネアサジに1馬身半の差をつけて8勝目をつかんだ。

6歳（1999年）

1月3日、中1週で迎えた26戦目は、地方重賞の桐花賞（水沢ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は村松学騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月11日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、赤松杯（水沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったバンチャンプからクビ差の2着に惜敗した。

5月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、地方重賞のシアンモア記念（水沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月6日、中3週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた29戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のダイワハンニバルをクビ差制して9勝目を奪取した。

7月4日、中3週で迎えた30戦目は、早池峰賞（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は村松学騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったバンチャンプから5馬身差の2着となった。

7月20日、中1週で迎えた31戦目は、G3のマーキュリーカップ（水沢ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。