メイショウトウゲン（2002年生、母アップマイスリーヴ）

メイショウトウゲン（2002年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋桃源」。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時10歳）と交配したアップマイスリーヴが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）秋田牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方32戦10勝2着7回。主な勝ち鞍は2008年のジュライ特別(C1-1)。

経歴

デビュー前

増本豊厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

5月8日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり17着に敗れた。

7月10日、中4週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

8月7日、中3週で迎えた4戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

10月31日、中4週で迎えた7戦目は、清家義徳騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタカホークに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月6日、中4週で迎えた8戦目は、一般C12（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で清家義徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコンフィデンツァを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月20日、中1週で迎えた9戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で清家義徳騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のテラノスパイダーを半馬身振り切って2勝目を奪取した。

4歳（2006年）

5月20日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

5歳（2007年）

3月10日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

4月21日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

7月12日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般D2-2（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のチトセラベンダーに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月26日、中1週で迎えた16戦目は、一般D1-1（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のハッピーオーラに4馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

9月18日、中7週で迎えた17戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、コールサック特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスターフォークから1馬身半差の2着に敗北した。

10月2日、中1週で迎えた18戦目は、ザッツザプレンティ賞（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月16日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、レギュラーメンバー賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた20戦目は、鵡川ししゃも特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフェルロッサーにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

12月24日、中6週で迎えた21戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセイウンヨコノテニを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6歳（2008年）

1月5日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダッシュオンを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

1月27日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下條知之騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したドリームフェザーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

2月11日、中1週で迎えた24戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイチローパワーを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切ってファンの支持に応えた。

3月15日、中4週で迎えた25戦目は、スプリング（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したモエレブリザードを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月12日、中3週で迎えた26戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のケイコバラカをクビ差振り切って7勝目を収める

5月18日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスキップクララにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6月1日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下條知之騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のミリオンナイトをアタマ差振り切って優勝

6月21日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた30戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で下條知之騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた31戦目は、ジュライ特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で下條知之騎手（7戦3勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はコトブキムーンと並んで1着同着となった。

7月20日、中1週で迎えた32戦目は、ルビー特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で下條知之騎手（8戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた33戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、オーガスト特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた34戦目は、サードニックス特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は下條知之騎手（9戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

9月21日、中4週で迎えた35戦目は、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（10戦4勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマツノテイオーを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って10勝目を達成した。

11月9日、中6週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた36戦目は、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下條知之騎手（11戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた37戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 雪/重）に出走。鞍上は4戦連続で下條知之騎手（12戦5勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた38戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で下條知之騎手（13戦5勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

7歳（2009年）

1月11日、中1週で迎えた39戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で下條知之騎手（14戦5勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた40戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で下條知之騎手（15戦5勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた41戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

3月7日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた42戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

3月20日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた43戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。