セイントバローズ（2012年生、母ゴーンクレージー）

セイントバローズ（2012年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「聖人＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時10歳）と交配したゴーンクレージーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富田牧場。戦績は、中央平地22戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年の筑後川特別(500万下)。

経歴

デビュー前

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

11月29日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

3歳（2015年）

2月8日、中9週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、6着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

4月5日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、伸びてきたテルメディカラカラ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

4月26日、中2週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイアベーアを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のノミネーションに1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月4日、中7週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の御在所特別（中京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したストーンウェアを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月25日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のベッラレジーナを半馬身振り切って優勝

9月27日、中8週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の甲東特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

10月11日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の六社特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

4歳（2016年）

1月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた11戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

5月14日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、T.ベリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の秋川特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた13戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた14戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の御在所特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた15戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

10月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦1勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

5歳（2017年）

6月4日、約7か月の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月24日、中2週で迎えた19戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の出石特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた21戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトリオンフをクビ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

11月26日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオリエンタル賞（東京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。17頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。