アズマビヨンド（1999年生、母フロムビヨンド）
Azuma Beyond
1999.04.19
アズマビヨンド（1999年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時6歳）と交配したフロムビヨンドが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地22戦2勝2着2回、中央障害21戦4勝2着4回、地方2戦0勝。2006年の阪神スプリングジャンプ(JG2)で2着に入った他、2005年の京都ハイジャンプ(JG2)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。
経歴
デビュー前
加用正厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2001年）
10月7日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。
10月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。
3歳（2002年）
4月20日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。
5月3日、中1週で迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。
5月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、勝ったトウケイクロスにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。
6月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたハギノヴァルカン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。
6月29日、中2週で迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のクロススズカをクビ差振り切って初白星を挙げた。
7月13日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。
10月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、プラタナス賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。
11月17日、中2週で馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって16着に終わった。
4歳（2003年）
1月5日、中6週で迎えた11戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。
2月1日、中3週で迎えた12戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。
5月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。
6月29日、中5週で迎えた14戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。
7月16日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、雷鳥特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。
10月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg絞って迎えた16戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。
11月3日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリキボクサーをクビ差振り切って久々に白星を挙げた。
11月15日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。
12月6日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で長谷川浩大騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。
5歳（2004年）
1月25日、中6週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の山国川特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で長谷川浩大騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入った。
2月8日、中1週で迎えた21戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。
3月20日、中5週で迎えた22戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。
7月18日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた23戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のアルメナーラに2馬身半の差をつけて久々の一戦を制した。
8月7日、中2週で迎えた24戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったローレルロイスから2馬身差の2着となった。
8月28日、中2週で迎えた25戦目は、豊国ジャンプステークス（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高野容輔騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。
11月27日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で高野容輔騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったラージヒルジャンプから1馬身差の2着となった。
12月26日、中3週で迎えた27戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のトーヨーシーザーに2馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。
6歳（2005年）
1月15日、中2週で迎えた28戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3190m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のコアレスプレジャーに3馬身半の差をつけて制した。
2月5日、中2週で迎えた29戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（2戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。5着に終わった。
3月12日、中4週で迎えた30戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。
4月16日、中4週で迎えた31戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り 曇/良）に63.5kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は大江原隆騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。12着に敗れた。
9月3日、約4か月半の休み明けで迎えた32戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。
9月19日、中1週で迎えた33戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3170m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムコンバットに半馬身の差をつけて初の重賞タイトルを手にした。
10月16日、中3週で迎えた34戦目は、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（5戦1勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。
11月12日、中3週で迎えた35戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/稍重）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムドラゴンから4馬身差の2着に敗北した。
12月3日、中2週で迎えた36戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。5着に終わった。
12月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた37戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。
7歳（2006年）
3月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた38戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムドラゴンから3/4馬身差の2着に敗北した。
4月15日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた39戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り 晴/良）に63.5kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（5戦2勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。13着に終わった。
6月17日、中8週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた40戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に終わった。
7月22日、中4週で迎えた41戦目は、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は白浜雄造騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。
8歳（2007年）
7月8日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた42戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。
7月21日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた43戦目は、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は高田潤騎手（6戦2勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。
9歳（2008年）
5月24日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた44戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。
6月14日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた45戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。