ラージヒルジャンプ（2000年生、母アップヒルガール）

ラージヒルジャンプ（2000年3月6日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「スキー競技のラージヒルジャンプ」。毛色は栗毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時7歳）と交配したアップヒルガールが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地13戦1勝2着2回、中央障害12戦4勝2着2回。2005年の阪神スプリングジャンプ(JG2)で2着に入った他、2006年の阪神ジャンプステークス(JG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

2月9日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は476kg。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

2月16日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったタイスパークに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

3月8日、中2週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエドモンダンテスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた6戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアイノリリーに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた8戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

5月25日、連闘で迎えた9戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた10戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のインディアトロフィー（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

4歳（2004年）

3月20日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

4月3日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は岩崎祐己騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた13戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

10月23日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のサンサンシャインに2馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

11月27日、中2週で迎えた16戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアズマビヨンドに1馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

5歳（2005年）

1月15日、中6週で迎えた17戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3190m 雨）に出走。鞍上は5戦連続で植野貴也騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で植野貴也騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のナムラリュージュをクビ差制して勝利を手に入れた。

3月12日、中5週で迎えた19戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で植野貴也騎手（6戦3勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったナムラリュージュから7馬身差の2着となった。

4月23日、中5週で迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で植野貴也騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のトウケイカントリーに3/4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月14日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で植野貴也騎手（8戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（2006年）

8月26日、約15か月半の休養明けで迎えた22戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったノボリハウツーから2馬身差の2着となった。

9月18日、中2週で迎えた23戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。3着に入った。

10月14日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月11日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた25戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 雨/稍重）に出走。鞍上は植野貴也騎手（9戦4勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。