プロファウンド（2011年生、母コンペリングリーズン）

プロファウンド（2011年3月10日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「深遠な」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープスカイ（当時6歳）と交配したコンペリングリーズンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地10戦3勝、地方18戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

11月17日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

3歳（2014年）

2月24日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

8月24日、約6か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた4戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のローエンイェーガーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2015年）

4月26日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のビービーボイジャーをクビ差振り切って久しぶりの実戦を物にした。

5月16日、中2週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の八海山特別（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で井上敏樹騎手（2戦2勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

7月25日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

9月13日、中6週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は井上敏樹騎手（3戦2勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のメイショウカノンに1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

9月27日、中1週で迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

5歳（2016年）

2月27日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は井上敏樹騎手（4戦3勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって15着に敗れた。

5月9日、中9週で迎えた11戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、かわさきホースライダー創設記念（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた12戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牡丹特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた13戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、ゲンマ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

6月20日、中0週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のハートビートナイター記念（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

7月4日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、湘南ひらつかミルキーウェイレース記念（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

7月25日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、祝20周年!川崎フロンターレ賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、ハニームーンに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月23日、中3週で迎えた17戦目は、処暑特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のタマモベルモットを半馬身振り切って4勝目をつかんだ。

9月9日、中1週で迎えた18戦目は、伊勢原観光道灌まつり記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のエックスファクターに1馬身半の差をつけて5勝目を手にした。

10月7日、中3週で迎えた19戦目は、津久井やまびこ祭り杯（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた20戦目は、いたばし二輪草特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（5戦2勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、アイスカチャンに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

11月17日、中2週で迎えた21戦目は、スポーツニッポン賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（6戦2勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた22戦目は、ノースウインド賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた23戦目は、ウインターイルミネーションカップ（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は町田直希騎手（7戦2勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

6歳（2017年）

1月2日、中2週で迎えた24戦目は、時計修理のクイック新春記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（8戦2勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた25戦目は、アメジストスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

3月2日、中3週で迎えた26戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、マーチスター賞（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、ゼンノウラヌスに交わされて1馬身半差の2着となった。

4月6日、中4週で迎えた27戦目は、花衣特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の卯月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。