ラッキーランナー（2012年生、母ヴェルナッツァ）

ラッキーランナー（2012年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「幸運な＋ランナー」。毛色は青毛。種牡馬のヴァーミリアン（当時10歳）と交配したヴェルナッツァが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤沢牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方31戦2勝2着10回。主な勝ち鞍は2015年の金沢競馬餅つき杯(一般B1二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、エバグリーンセールスコンサインメントから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、柳内光子によって378万円で落札された。

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

1月10日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた2戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

4月11日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

6月9日、中7週で迎えた5戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のジューンフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、キョウエイオルハーに半馬身交わされて2着となった。

7月16日、中4週で迎えた6戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインホープ特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったインクレディブルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月18日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳戦のサードニックスフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったアグネスエーデルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中9週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた8戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般B1四（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったウニヴェルソに詰め切れず、約12馬身差の2着に敗北した。

11月8日、中1週で迎えた9戦目は、一般B1三（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したコントルアタックにハナ差届かず2着に甘んじた。

11月22日、中1週で迎えた10戦目は、雪吊り作業特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた11戦目は、頑張れ金沢競馬杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた12戦目は、金沢競馬餅つき杯（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のリジカーレに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2016年）

1月15日、中3週で迎えた13戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般B9 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったミスズダンディーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2月11日、中3週で迎えた14戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、岐阜信用金庫杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったサーストンデンバーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月25日、中1週で迎えた15戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般B10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のロイヤルファミリーに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

3月20日、中2週で迎えた16戦目は、酒樽がえし特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた17戦目は、川島祭特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（6戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

4月24日、中1週で迎えた18戦目は、峨山道巡行特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、メイショウオニグマにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月8日、中1週で迎えた19戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、お旅まつり特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた20戦目は、ホワイトロード特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた21戦目は、金沢百万石まつり特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた22戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、古九谷修古祭特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた23戦目は、石動山開山祭特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、エイダイサンデーに半馬身交わされて2着となった。

7月17日、中1週で迎えた24戦目は、なごしの祭り特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は田知弘久騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた25戦目は、手取の火まつり特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた26戦目は、山中温泉芭蕉祭特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフジサンボンドにクビ差届かず2着となった。

9月11日、中1週で迎えた27戦目は、オッズパーク杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田知弘久騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた28戦目は、健康ランド&ホテルゆめのゆ特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田知弘久騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた29戦目は、いしかわスイーツ博特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（10戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた30戦目は、一般B1二（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田知弘久騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

11月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（7戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた32戦目は、門田記念（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた33戦目は、機具岩ライトアップ特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた34戦目は、サニー俺達結婚したよ賞（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

5歳（2017年）

3月19日、約3か月の休養明けで迎えた35戦目は、全国椿サミット特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（11戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。競走中止となった。