ストリートスタイル（2005年生、母フィラストリート）

ストリートスタイル（2005年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「街を歩く際の普段着（着こなし）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時9歳）と交配したフィラストリートが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地29戦4勝2着5回。2010年の北九州記念(ハンデG3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

5月4日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアグネスシャインに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月24日、中2週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のボストンオーをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

6月14日、中2週で迎えた3戦目は、3歳1000万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい16着に敗れた。

8月24日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、3歳以上1000万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた5戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の八幡特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったフィクシアスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月28日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（4戦1勝）。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜中俊騎手（5戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したケイアイプラウドを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月16日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で浜中俊騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2009年）

5月9日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で浜中俊騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したニホンピロコナユキにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月30日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で浜中俊騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の長久手特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の南港特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したドリームゼニスに半馬身届かず2着に敗北した。

9月26日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下の箕面特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたウインキングストン決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

10月17日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は浜中俊騎手（9戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（10戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のセトノアンテウスを半馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

12月12日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（11戦2勝）。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

5歳（2010年）

1月16日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（12戦2勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

1月24日、連闘で迎えた18戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の伏見ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

3月13日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（13戦2勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサワヤカラスカルをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

4月10日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（14戦3勝）。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンのオーストラリアトロフィー（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（15戦3勝）。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら14番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

5月22日、中3週で迎えた22戦目は、テレビ愛知オープン（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（16戦3勝）。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを17番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい17着に敗れた。

8月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

9月12日、中3週で迎えた24戦目は、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（17戦3勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた25戦目は、オパールステークス（京都芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（18戦3勝）。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

11月27日、中6週で迎えた26戦目は、G3の京阪杯（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（19戦3勝）。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

12月26日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンの2010アンコールステークス（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（20戦3勝）。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、6着に終わった。

6歳（2011年）

1月15日、中2週で迎えた28戦目は、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（21戦3勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく最後はステラリードと並んで13着同着となった。

1月30日、中1週で迎えた29戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。