ニホンピロコナユキ（2004年生、母ニホンピロダンス）

ニホンピロコナユキ（2004年5月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋粉雪」。毛色は栗毛。種牡馬のニホンピロニール（当時7歳）と交配したニホンピロダンスが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は福岡清。戦績は、中央平地35戦3勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上1000万下(牝)。

経歴

デビュー前

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

9月30日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

11月4日、中4週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

12月16日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエリモハルカを交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2007年）

1月21日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳500万下の若菜賞（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、5着を確保した。

3月25日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で酒井学騎手（5戦1勝）。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井学騎手（6戦1勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

4歳（2008年）

3月8日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井学騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で酒井学騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

4月26日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で酒井学騎手（9戦1勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で酒井学騎手（10戦1勝）。17頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

10月18日、約5か月半の休み明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で酒井学騎手（11戦1勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

11月9日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で酒井学騎手（12戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で酒井学騎手（13戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天与のガッツで諦めることなく走り切り、4着に入った。

12月14日、中1週で迎えた18戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のポートムテキに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

12月28日、中1週で迎えた19戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の矢作川特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

5歳（2009年）

1月25日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の濃尾特別（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦1勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

2月15日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

3月22日、中4週で迎えた22戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の瀬戸特別（中京芝2000m 小雨/稍重）に出走。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は酒井学騎手（14戦1勝）。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた24戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のストリートスタイルをクビ差振り切って制した。

5月24日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下のパールステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦1勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の関ケ原ステークス（中京芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で国分恭介騎手（3戦1勝）。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

7月19日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の博多ステークス（小倉芝1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は酒井学騎手（15戦1勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

12月20日、約5か月の休み明けで迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（16戦1勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

6歳（2010年）

1月10日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（17戦1勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の名鉄杯（中京芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（18戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて最後はスペシャルフロートと並んで8着同着となった。

2月6日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい15着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の河原町ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は酒井学騎手（19戦1勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた34戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り小雨/稍重）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい16着に終わった。

5月20日、中7週で迎えた36戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、姫路さぎ草特別（姫路ダート1800m 雨/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた37戦目は、西川進也騎手を鞍上に迎えて、時のふるさと明石特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。