ヒッテングエイト（1986年生、母シヤダイフラツグ）

Hitting Eight

1986.03.20

ヒッテングエイト（1986年3月20日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時7歳）と交配したシヤダイフラツグが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は赤田牧場。戦績は、中央平地4戦2勝2着2回。1989年のクロッカスステークス(オープン)に勝利した他、1989年のヒヤシンスステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

野平祐二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

7月17日、デビュー戦は田中清隆騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 曇/不良）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったシャルドンに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

7月31日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（福島芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中清隆騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドウカンビジョンに約10馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1989年）

2月4日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、杉浦宏昭騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したアサカアルコオーを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

2月26日、中2週で迎えた4戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（中山芝1600m 外回り 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るリンカーンシチーを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目を挙げた。