チヨノマークリオー（1991年生、母マークリシルバー）

チヨノマークリオー（1991年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラチヨノオー（当時6歳）と交配したマークリシルバーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）服部牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着5回、地方18戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年の4歳新馬。

経歴

デビュー前

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

2月27日、デビュー戦は嶋田高宏騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は482kg。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアワードハンターにハナ差届かず2着となった。

3月20日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルフクダイゼンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

4月9日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で嶋田高宏騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったウメノウイナーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月4日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の駒場特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったラバリーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月17日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の十和田湖特別（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

4歳（1995年）

1月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったランバージャックに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月19日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田高宏騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したホリユメスキーにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月25日、中4週で迎えた9戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の韓国騎手招待（1）（中山ダート1800m 雨/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた10戦目は、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったタケデンコトブキからアタマ差の2着に惜敗した。

5月7日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

10月22日、約5か月半の休み明けで迎えた12戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の芦ノ湖特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

5歳（1996年）

1月5日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

1月15日、中0週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（8戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

6月9日、約5か月の休養明けで迎えた18戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

7月4日、中1週で迎えた20戦目は、五十嵐剛紹騎手を鞍上に迎えて、赤倉特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に入った。

7月17日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（9戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

12月9日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、吉井竜一騎手を鞍上に迎えて、ターコイズ特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。14着に敗れた。

6歳（1997年）

1月17日、中5週で迎えた24戦目は、墨田区特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井竜一騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた25戦目は、エレガンス賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井竜一騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた26戦目は、澤佳宏騎手を鞍上に迎えて、バレンタイン特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に入った。

3月1日、中1週で迎えた27戦目は、マーチ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で澤佳宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったトラノデイトナから2馬身半差の2着となった。

3月17日、中1週で迎えた28戦目は、爽春賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で澤佳宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた29戦目は、エイプリル賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で澤佳宏騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月11日、約6か月の休み明けで迎えた30戦目は、シューティングスター賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で澤佳宏騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた31戦目は、B3三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は吉井竜一騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月9日、中5週で迎えた32戦目は、B3三（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井竜一騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。13着に終わった。

7歳（1998年）

4月25日、約4か月半の休み明けで迎えた33戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉井竜一騎手（5戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた34戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井竜一騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた35戦目は、こうま座特別（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉井竜一騎手（7戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた36戦目は、川本裕達騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた37戦目は、天王星特別（大井ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は吉井竜一騎手（8戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見所を作れず13着に終わった。