マルフクダイゼン（1991年生、母フラワーモアー）

マルフクダイゼン（1991年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラトウコウ（当時10歳）と交配したフラワーモアーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ムラカミファーム。戦績は、中央平地19戦2勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

蛯名信広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

3月5日、デビュー戦は橋本広喜騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、チヨノマークリオーに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月9日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったビャクゴウテンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月30日、中2週で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアサカオネストに8馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

6月11日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

4歳（1995年）

1月28日、約7か月半の休養明けで迎えた7戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた9戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

4月22日、中5週で迎えた10戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月3日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、妙高特別（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

6月11日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

6月18日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

7月9日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

9月10日、中8週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（6戦1勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

10月7日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコマノボーイに5馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

10月29日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったサンライトルーチェにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（1996年）

2月4日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（9戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。