アレクサンドラ（2019年生、母イータカリーナ）

アレクサンドラ（2019年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「小惑星の名前。父名、母名から連想」。毛色は栗毛。種牡馬のエスケンデレヤ（当時12歳）と交配したイータカリーナが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はアラキフアーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、アラキファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ビクトリーホースランチによって748万円で落札された。

大樹レーシングクラブにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

1月10日、デビュー戦は小林脩斗騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は496kg。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

1月15日、連闘で迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のピカリエをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

7月23日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のカリュウに1馬身1/4の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

8月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上2勝クラスの浦佐特別（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

9月18日、中4週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの浦安特別（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい13着に敗れた。

12月17日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの2022ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド中京2戦（中京ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

4歳（2023年）

2月25日、中9週で迎えた7戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は減速してしまい15着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

7月29日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラス（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

2023年8月2日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。